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スイスCODE41の新作はなんと独自のトゥールビヨンだ。しかも100%スイス製、数々のやりすぎとも言えるテストをこなした「日常使いのトゥールビヨン」だ。
そもそもトゥールビヨンを作ることに至ったのは、CODE41ファンたちからの投票を受けてのこと。そしてさらなるファン投票を受けて、スケルトンデザインのトゥールビヨンとなることに。
こうして作られたのがT360だ。
…と短くまとめることは簡単だが、実際にはこの完成形に至るまでにはCODE41とファンたちとの熱いやり取りがあった。総投票数1万2500票、完成に至るまでに生み出されたデザインのバリエーションは192にも上る。
しかしこの完成形にすらも実は豊富な選択肢が用意されているのだ!
幅42mmのケースは、「NativeDNA」、「Stratom」の2種類の形状から選ぶことができる。それだけでなく、文字盤と針のカラーコンビネーションも5種、ストラップもメタル、レザーもしくはラバー(R41)から選択可能で、合計200以上のコンビネーションの中から自由に好きなものを選ぶことができる。
トゥールビヨン機構を持つ腕時計でここまでカスタマイズが可能なものは他に存在しないだろう。
開発、デザイン、141の部品すべての製造、全てにおいてスイスで行われていることも大きな特徴。
どの部品がスイスのどこで、どの会社によって作られているのかも公開しているのはオープンな時計作りを目指すCODE41らしい。
心臓部であるテンプ部はAtokalpa社とのコラボレーションによって作られている。Sandoz Family Foundation傘下のAtokalpa社はテンプも製造可能な数少ない企業の一つである。
Swatch Group傘下Nivarox社がテンプ供給の90%を占めるとされる(EuropaStar)中で、Atokalpa社はそのライバルとなり独占状況に立ち向かうべく自社でのヒゲゼンマイ開発にも力を入れている。(関連する話としてwebChronosの2021記事「ニヴァロックス・ファー社によるヒゲゼンマイの供給削減が引き起こした時計業界の激震」もお読みいただくと面白いだろう。)
CODE41とAtokalpaという革新的な二社のコラボレーションが生んだ手巻き式トゥールビヨンT360は、105時間のパワーリザーブを持ち、精度は一日-5/+5秒。防水性能は10ATM。表裏の両風防は反射防止コーティングの施されたサファイアクリスタル。
こちらの表を見ればおわかりの通り、数々のテスト内容で一般的なスタンダードと比べてやりすぎとも言えるテスト回数ゃシミュレーションを行っている。耐磁性能は初代Rolexミルガウス(1000ガウス)の倍の2000ガウスまで耐磁テストを行っている。
これもあって信頼性への自信はかなり持っているようで「私達のトゥールビヨンは毎日着用されるべく生み出された」と豪語されている。
価格は 9898 CHF / 10998 EUR / 9590 GBP / 9598 USD。日本円にすれば150万円を少し下るほどだろうか。予約は4月19日から開始されている。
しばらく以前までは安価にトゥールビヨンを購入することができなかったこと、安価なトゥールビヨンの多くは中国製であること、なども考慮すると独自の100%スイス製ムーブメント搭載の100%スイス製時計というだけでも十分に価格が正当化できる。
しかも様々なテストがやり過ぎレベルまで行われて実現された「日常使いのトゥールビヨン」というコンセプト、時計心臓部の独占状況に立ち向かうAtokalpaとのコラボなど、CODE41の時計業界に革命を起こす意気込みが強く伝わってくる。そこに購入者の個性まで表現できる高いカスタマイズ性まで加わって、T360は他に類を見ないトゥールビヨンと成った。
ユーザーの声を聞き時計を生み出す、「アクセシブルなウォッチメイキング」を目指すCODE41は一つの高みに達したと言うことができるだろう。
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