今日紹介するのは電卓付きのカシオの中でも安価なCA-53WF-8B。これは海外モデルであるため、日本で購入するには並行輸入品となる。
シンプルな操作性。電卓、アラーム、ストップウォッチ、デュアルタイム機能。優れたデザイン性。そして3000円でおつりの来る価格。画面周囲とテンキーの背面が黒であるのに合わせて、画面自体も黒白が反転しているのも特徴。
欠点としてはバックライトがないことがある。
だがバックライトつきのものを買おうとしたら、当ブログでもレビューしているデータバンクDBC-611-1となるだろうが価格は6000~7000円になってしまう。
そのため、バックライトなくて良いからこういう多機能電卓時計が欲しいという方にはピッタリの腕時計となっている。
・開封:必要十分な簡易包装
・ケース:表記を廃しすっきり。複層構造のテンキーも魅力
・ディスプレイと機能:多機能電卓時計だけどちょっと見づらい
・ストラップ:軽く付け心地良し
・まとめ:手頃でファッショナブルな多機能ウォッチまとめ:手頃でファッショナブルな多機能ウォッチ
カシオの紙箱。
画面左上に「CASIO」のロゴがある他は、画面回りは何も記されておらずすっきりした雰囲気。
これまでデジタルのチープカシオでは画面回りに「Alarm」(アラーム)、「Chronograph」(クロノグラフ)といった機能表示、「WR」(防水)とか「Water Resist」(防水)とか無駄に二度別々の色で書かれていたりする文句が、ある意味チープカシオのトレードマークとして確立されていた。もっと言えばチープカシオのみならず、当ブログでもレビューした『ミッションインポッシブル』ことDW-290や、G-Shockシリーズも同様に機能の表記が画面周りにあることで知られている。
それにも関わらずあえて「CASIO」以外の表記を画面回りから取り払ったのは勇気ある決断だ。そのトレードマークがなくなってもカシオらしさが残るのはテンキーのお陰か。
このトレードマーク的な表記を削除したのは、カシオのブランドとしての自信かもしれない。はたまた女性向けを意識した決断だったのかもしれない。例えば、下のレディースモデルもメンズモデルよりも画面表記がシンプルだ。
何はともあれカシオらしさを保ちながらも画面回りがすっきりしているのは素晴らしい。
数字ボタンは表面にざらついたテクスチャーが施されている。数字を押すには平らな盤面を押し込まないといけないDBC-611-1と比べ、ボタンが出っ張っているだけ押しやすいのは利点だ。
凝っているのは、数字ボタンの周囲の部分も樹脂ガラスのような透明な素材で覆われていること。これにより、この部分が「ただのっぺりとした黒」ではなく、ガラス張りの段差のような少し深みのある質感。このお陰で安っぽいながらもクオリティーを感じさせる。
画面は日の当たるところでは見づらく、暗いところでも見づらい。更に画面から45度以上の角度を付けてみても見づらい。ある程度の光のあるところで、画面内に光が入るようにして見ないと見づらい。まあ逆に言えばどんな計算をしているのか他の人に知られにくいとも言えるかもしれないが…。
現在時刻画面では、時、分、秒と右上に曜日がアルファベット2文字で示される。この状態で「÷」ボタン(その下には上向き矢印と共に「DATE/ST-Hour」と記してある)を押すと、押している間だけ年、月、日(と右上に曜日)表示が現れる。指を離せば元の時刻表示に。
そのため、バックライトなくて良いからこういう多機能電卓時計が欲しいという方にはピッタリの腕時計となっている。
もくじ
・開封:必要十分な簡易包装
・ケース:表記を廃しすっきり。複層構造のテンキーも魅力
・ディスプレイと機能:多機能電卓時計だけどちょっと見づらい
・ストラップ:軽く付け心地良し
・まとめ:手頃でファッショナブルな多機能ウォッチまとめ:手頃でファッショナブルな多機能ウォッチ
開封:必要十分な簡易包装
カシオの紙箱。
画面左上に「CASIO」のロゴがある他は、画面回りは何も記されておらずすっきりした雰囲気。
これまでデジタルのチープカシオでは画面回りに「Alarm」(アラーム)、「Chronograph」(クロノグラフ)といった機能表示、「WR」(防水)とか「Water Resist」(防水)とか無駄に二度別々の色で書かれていたりする文句が、ある意味チープカシオのトレードマークとして確立されていた。もっと言えばチープカシオのみならず、当ブログでもレビューした『ミッションインポッシブル』ことDW-290や、G-Shockシリーズも同様に機能の表記が画面周りにあることで知られている。
それにも関わらずあえて「CASIO」以外の表記を画面回りから取り払ったのは勇気ある決断だ。そのトレードマークがなくなってもカシオらしさが残るのはテンキーのお陰か。
このトレードマーク的な表記を削除したのは、カシオのブランドとしての自信かもしれない。はたまた女性向けを意識した決断だったのかもしれない。例えば、下のレディースモデルもメンズモデルよりも画面表記がシンプルだ。
何はともあれカシオらしさを保ちながらも画面回りがすっきりしているのは素晴らしい。
凝っているのは、数字ボタンの周囲の部分も樹脂ガラスのような透明な素材で覆われていること。これにより、この部分が「ただのっぺりとした黒」ではなく、ガラス張りの段差のような少し深みのある質感。このお陰で安っぽいながらもクオリティーを感じさせる。
引っ込んだボタンは時刻設定の際などに用いられる。普段使わないので引っ込んでいるのだ。それでも横から見ると判るように、引っ込んだボタンの脇には切り込みが入れてあり、爪を使うと押すことができる。
後ろはこんな感じで小さなプラスねじで留めてある。「CASIO」、そして使用されているムーブメントもといモジュール名「3208」、型番「CA-53W」、「STAINLESS STEEL BACK」ステンレススチール製裏蓋、「WATER RESISTANT」防水、「MADE IN CHINA」、「DH」。そして左側に横向きに「MODE/C ■□ ADJ」と刻印されている(最初の四角は中も窪み、二番目の四角は枠のみ凹んでいる)。
ディスプレイと機能:多機能電卓時計だけどちょっと見づらい
画面は日の当たるところでは見づらく、暗いところでも見づらい。更に画面から45度以上の角度を付けてみても見づらい。ある程度の光のあるところで、画面内に光が入るようにして見ないと見づらい。まあ逆に言えばどんな計算をしているのか他の人に知られにくいとも言えるかもしれないが…。
また冒頭でも述べたが、バックライトは非搭載だ。
現在時刻画面では、時、分、秒と右上に曜日がアルファベット2文字で示される。この状態で「÷」ボタン(その下には上向き矢印と共に「DATE/ST-Hour」と記してある)を押すと、押している間だけ年、月、日(と右上に曜日)表示が現れる。指を離せば元の時刻表示に。
現在時刻画面から一度右のプッシュボタンを押すと電卓モード。写真は掛け算をしているところ。「X」マークが表示されているのが判るだろう。
現在時刻画面から2度プッシュボタンを押すと右上に「AL」と表示されアラーム設定モードに。
現在時刻画面から2度プッシュボタンを押すと右上に「AL」と表示されアラーム設定モードに。
現在時刻画面から4度プッシュボタンを押すと右上に「ST」と表示されるストップウォッチモードになる。
なお、アラームのオンオフ「ALM ON・OFF」、ラップリセット「LAP・RESET」、「DATE/ST・Hour」、「SIG ON・OFF」、「START・STOP」などの機能は電卓のキーに割り振られている。これもあってメインの操作を担う物理ボタンが一つだけで済むのだ。
軽く、薄く、しなやかで付け心地は良い。
バックルは画面部周辺の色に合わせてかブラック。「CASIO」の刻印がある。
なおバックル裏には二つの丸い窪みと「CHINA」の刻印。
横から見ると薄さが際立つ。
白黒反転画面が見づらいという難点、そしてバックライトがないという点は残念ではある。それでも、このレトロなファッショナブルさは魅力的だ。
計算機機能とボタンを備えたデジタルウォッチとしてカシオらしさを全面に出しながらも、従来特徴としていた細かい表記(それはある意味着用者にとっては意味の無いものだ)を捨て払い、なおかつ安価に提供するというのは流石カシオ。
カラーバリエーションの豊富さも大きな魅力となっている。
まとめ:手頃でファッショナブルな多機能ウォッチ
計算機機能とボタンを備えたデジタルウォッチとしてカシオらしさを全面に出しながらも、従来特徴としていた細かい表記(それはある意味着用者にとっては意味の無いものだ)を捨て払い、なおかつ安価に提供するというのは流石カシオ。
カラーバリエーションの豊富さも大きな魅力となっている。
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