気になってたバッテリー式卓上太陽光LEDライト、英daylight社の「Halo Go/ハローゴー」買っちゃったレビュー


雑誌『趣味の文具箱 Vol.55』に掲載されていて気になっていたバッテリー式卓上太陽光LEDライト、英daylight社の「Halo Go/ハローゴー」。

一目見てシンプルで小ぶりな形と、バッテリー式の卓上LEDと言うことで気に入ってしまった。妻にもスマホで雑誌のページを見せたところ、クリスマスプレゼントとして買ってくれるという。

(フィンランド在住なので残念ながら物理的な雑誌は購入できないが、楽天マガジンを利用してスマホやタブレット、Surface Duoなどで読んでいる。デジタルデバイスで読むのさえ抵抗がなければ、実際に雑誌を買うより安く沢山読めるという点もお勧め。)



クリスマスよりも少し遅れて届いたので早速ご紹介。(何故かイギリスのサイトからは英国外に発送してくれなかったため、結局米Amazonから購入してくれたようで、クリスマスに間に合わなかったとのこと。)



日本のAmazonで直接購入できる皆さんは発送以外の面でも幸せだ。詳しくは最後に記すが、日本で販売されているものは「日本特別仕様」となっているのだ。


もくじ

外箱の写真
シンプルでいい!Halo Go!
まとめ:良デザインに日本文具大賞受賞も納得の機能性


外箱の写真



結構小ぶりな箱。 


裏には本体のサイズと数カ国語での説明。


シンプルでいい!Halo Go!


白いプラスチックの筐体に、平らで銀色のアルミっぽい(?)ネック部分、灰色のボタン。

シンプルな美しさがある。 


とは言え筐体はただの白いプラスチックなのでそこまで高品質さを求めるべきではない。ただ、そのお陰もあってか軽量だ。僅か0.7kgで、このように平べったく畳んで簡単に持ち運びできる。


LEDは円を描くように配置されている。その内側にはレンズが。レンズは90mm径で倍率は2.25倍。 


写真右下部分は4.0倍の部分となっている。なおレンズは回転させることができるので、この高倍率部分を好きな位置に動かせる。 


ルーペの蓋を開閉できると言うのも良い。ルーペの付いた卓上LEDライトという製品のジャンルは存在するが、常にルーペが見えるものは少しお洒落さで劣る。その点このハローゴーは、ルーペとして使用しない場合は蓋を閉じればお洒落なデスクランプに見える。

(「CAUTION FIRE HAZARD」:それ以外にも、ルーペを閉じることで、ルーペを通して太陽光が入って火事になる危険性を防ぐことができるという実用面もある。) 


この製品の3つの関節もご紹介しよう。本体下部に前後に倒せる関節、発光部の付け根部分にやはり前後に倒せる関節と、首を横に振る関節がついている。 


そのためここまで倒せる。後ろ側には倒すことができない。


首は写真のように左右に90度、そして上下にはほぼ360度回転できる(一つ前の写真ともう少し前の「平べったく畳ん」だ状態でご確認あれ)。


充電はmicroUSBケーブルを使う。付属ケーブルは200cmと長いので、普段はケーブルを着けっぱなしで使用するという使い方にも便利だ。 


ただし、microUSBポートが細く奥まっているので、通常のUSBケーブルでは挿せなかったりすることに注意が必要。マグネット式充電ケーブルVoltaを着けようと思ったのだが差し込むことができなかった。


充電中は3つの青いLEDが光る。3つあるのは充電レベルを示すためで、3分の1充電されたら一番下が点灯状態(つきっぱなし)となり、上の二つが点滅する。


使う際には灰色のボタンを押す。一度押すと高照度4000ルクス(光源から15cm離れた地点での測定値だそうだ)、二度押すと低照度2000ルクス、もう一度押すと消える。シンプル。

バッテリー容量は4000mAhで、満充電から高照度では4時間ほど、低照度では8時間使用できる。 
 

左から、Halo Go強、弱、部屋の照明のみ、どれもHuawei P20 Proで撮影。


(光は強で、4倍ルーペで撮影。)色温度は太陽光と同等の6000ケルビン、自然な色でブツ撮りができそうだ。これが購入理由の一つでもある。


まとめ:良デザインに日本文具大賞受賞も納得の機能性


様々な会社から似たような卓上LEDライトが出ているが、その中でもこの商品の特徴として私が考えるのは:

・持ち運び可能&容易:4~8時間のバッテリー。本体が軽く、小さくたためる。

・自然な色の光り:6000ケルビン。自然な色でブツ撮りができそう。

・ルーペ:スマホにマクロレンズを着けなくともちょっとしたマクロ写真ならこれだけでいける。

これらの点が上手くまとまった製品だと感じる。個人的には大満足。特に簡単に充電できる点と、使わないときにも邪魔にならないというのは気に入った。

特段不満は感じないが、首が後ろにも倒せたら、また下部にももう一つ関節があったらもっとライティングの自由度が増したのにとも感じる。あと、プラスチック部分はあまり高級感はないので人によっては価格との兼ね合いでダメと感じるかも。

全体としてはシンプルに機能をまとめ上げ、形にしたデザイン性の高さが魅力。「日本文具大賞 2020」で機能部門優秀賞受賞というのも頷ける。

簡単に持ち運びできる一方で、ランプ部分をどれだけ低く下げても転倒することはない。このバランスの良さも上手くデザインされている。 


日本の正規輸入代理店は蛇の目ミシン工業株式会社。冒頭でも軽く触れたが、なんと日本版は「日本特別仕様」として演色性(CRI)が「Ra95+(美術館や病院で推奨されるレベル)」になっていてPSEマークつきなのだ。(演色性は、太陽光をRa100として、100に近いほど自然な色とのこと。) 

今回レビューの品は日本版ではないので演出色がRa80+のはずなのでその点はご注意ください。 
この卓上LEDは魅力的だけどバッテリー式じゃ無くていい、有線の方が良い、という方にはHalo 5Dというモデルもある:



もっと広い場所を照らしたいという方は同じくdaylight社によるフロアランプ:



そのほかライトボックスなんかも販売されている:





(abcxyz)

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