少し前にレビューしたHuawei MediaPadの購入に合わせて、ポータブルなBluetoothキーボードを購入した。2年前から欲しかったマイクロソフトのユニバーサル・フォルダブル・キーボードだ。
その購入に至るまでの話から実際の使用感(英語版キーボード)までをお届けしたい。
・基本スペック
・開いたところ-Surfaceキーボードと比較
・携帯性高し
・使用感
・モードが変?
・まとめ
よくこのキーボードを食卓で使用していたのだが、立てておくことができるのも良いし、しょっちゅう出したりしまったりするにはめんどくさいがスマホを立てかけるスタンドを内蔵できているのもすごい。
でももう少し小ぶりなものであれば携帯しやすいのにともずっと考えていて、数年前にはWekey Pocket(上)にも出資した。Wekey Pocketは超薄くて携帯性は十二分ではあるのだが、逆にタッチ感には乏しく、よそ見タイピング(画面も手元も見ないでタイピング)をすることが全然できなくて実用的ではなかった。
icleverのMini Bluetooth(型番IC-RF03、上のもの)も持っていてこれはこれで超小さくていいし、タイプしてプチプチ感があるのもいいのだが、親指タイプ用のデバイスなので本気で書く用途には合わない。
ご覧戴いたように多数Bluetoothキーボードを持っているのだが、どれも帯に短したすきに長し。そんなわけでここ数年間、特段「今すぐほしい!」という気分ではなかったものの、携帯性の高いBluetoothキーボードを探していたのだ。マイクロソフトのユニバーサル・フォルダブル・キーボードのことは発売された頃から気になっていたのだが、いかんせん値段が高く、勇気(予算)を出して購入に至ることは今までなかった。
それが先日Huawei MediaPad M5 lite 8インチモデルを購入したことでふつふつと携帯に便利なキーボード欲が湧いてきていた。
もちろん他のキーボードも探してみたのだが、以外に良いもの、革新的なものは多くない。Amazonの新製品を探してみても、怪しげな無名ブランドこそあらたなどこかで見たような商品を出している以外は、名の知られたメーカーは2018年以降Bluetoothキーボードの新商品を出していないようである。
その購入に至るまでの話から実際の使用感(英語版キーボード)までをお届けしたい。
もくじ
・購入動機〜eBayでの落札・基本スペック
・開いたところ-Surfaceキーボードと比較
・携帯性高し
・使用感
・モードが変?
・まとめ
購入動機〜eBayでの落札
2015年よりAndroidスマホ・タブレット用のBluetoothキーボードとして、Elecomの9 nove keyboard(写真上)を使用していた。小ぶりだがしっかりとしたタイプ感のある良いキーボードだ。よくこのキーボードを食卓で使用していたのだが、立てておくことができるのも良いし、しょっちゅう出したりしまったりするにはめんどくさいがスマホを立てかけるスタンドを内蔵できているのもすごい。
でももう少し小ぶりなものであれば携帯しやすいのにともずっと考えていて、数年前にはWekey Pocket(上)にも出資した。Wekey Pocketは超薄くて携帯性は十二分ではあるのだが、逆にタッチ感には乏しく、よそ見タイピング(画面も手元も見ないでタイピング)をすることが全然できなくて実用的ではなかった。
icleverのMini Bluetooth(型番IC-RF03、上のもの)も持っていてこれはこれで超小さくていいし、タイプしてプチプチ感があるのもいいのだが、親指タイプ用のデバイスなので本気で書く用途には合わない。
ご覧戴いたように多数Bluetoothキーボードを持っているのだが、どれも帯に短したすきに長し。そんなわけでここ数年間、特段「今すぐほしい!」という気分ではなかったものの、携帯性の高いBluetoothキーボードを探していたのだ。マイクロソフトのユニバーサル・フォルダブル・キーボードのことは発売された頃から気になっていたのだが、いかんせん値段が高く、勇気(予算)を出して購入に至ることは今までなかった。
それが先日Huawei MediaPad M5 lite 8インチモデルを購入したことでふつふつと携帯に便利なキーボード欲が湧いてきていた。
もちろん他のキーボードも探してみたのだが、以外に良いもの、革新的なものは多くない。Amazonの新製品を探してみても、怪しげな無名ブランドこそあらたなどこかで見たような商品を出している以外は、名の知られたメーカーは2018年以降Bluetoothキーボードの新商品を出していないようである。
そうなるとやっぱりマイクロソフトのユニバーサル・フォルダブル・キーボードが一番の選択肢に思えてきた。今年6月に調べた時点ではまだ1万円ほどで新品を販売しているところもあったのだが、2020年9月時点では並行輸入品で4万以上と値上がりしまくっている。
iRiverはだいぶそれに似た製品を格安で出しているのだが…やっぱりレビューも多く、品質も確かなマイクロソフトのが欲しい!
Image: eBay
そんなこんなでeBayを探っていたら、中古で安いのを発見!写真のように新品だとやはり100〜160ユーロくらいするのだが、中古だと半額以下の物もざらにみつかる。英語版キーボードだが運良く競合相手無く格安で落札できた!
畳んだ状態で厚さ10.5mm。重さ約180g。防滴仕様であるのも嬉しいところ。
充電式リチウムイオンバッテリー内臓で、満充電から3ヶ月使用できるそうだ(が購入したのは中古のものなので実際そこまで持つかはまだまだわからない)。充電はMicroUSB。
Bluetoothの使用範囲は10m。
折りたたんだ状態は確かに薄く小さく持ち運びに便利。このサイズでバッテリーを内蔵し、Bluetooth接続でありながらもしっかりとした(Surface的な)打鍵感を持っているのは驚き。
WeKey(写真の白いの)のほうが薄いが、それでも小さく薄い。 折りたたんだ状態では磁石の力でかなりしっかり閉じた状態を保てる。もう少し磁力が弱くても良かったんじゃと思えるほど。
Surface 3のキーボードと比較したところ。キーはわずかに3のキーよりも小さい。
Surface Goのキーボードと比較したところ。キーはわずかにGoのキーよりも大きい。
充電式リチウムイオンバッテリー内臓で、満充電から3ヶ月使用できるそうだ(が購入したのは中古のものなので実際そこまで持つかはまだまだわからない)。充電はMicroUSB。
Bluetoothの使用範囲は10m。
携帯性高し
折りたたんだ状態は確かに薄く小さく持ち運びに便利。このサイズでバッテリーを内蔵し、Bluetooth接続でありながらもしっかりとした(Surface的な)打鍵感を持っているのは驚き。
WeKey(写真の白いの)のほうが薄いが、それでも小さく薄い。 折りたたんだ状態では磁石の力でかなりしっかり閉じた状態を保てる。もう少し磁力が弱くても良かったんじゃと思えるほど。
開いたところ〜Surfaceキーボードと比較
Surface 3のキーボードと比較したところ。キーはわずかに3のキーよりも小さい。
Surface Goのキーボードと比較したところ。キーはわずかにGoのキーよりも大きい。
また全体の幅はSurface 3の方も狭い。
レイアウトは(後述のファームウェアップデートを試みると表示される)「English (United Kingdom)」とのこと。
普通に使える。個人的にはほぼパソコンでキーボードを売っている感覚と同じだ。
2015年からメインで仕事に使用しているパソコンはマイクロソフトのSurfaceシリーズ(Surface 3>Surface Go)なのであまりキーボードを打つ感覚とか、本体の材質とかには違和感はない。
レイアウトは(後述のファームウェアップデートを試みると表示される)「English (United Kingdom)」とのこと。
使用感
普通に使える。個人的にはほぼパソコンでキーボードを売っている感覚と同じだ。
2015年からメインで仕事に使用しているパソコンはマイクロソフトのSurfaceシリーズ(Surface 3>Surface Go)なのであまりキーボードを打つ感覚とか、本体の材質とかには違和感はない。
ただ真ん中から折り畳める形状であることもあり、中央部分のキーのサイズが不規則。具体的には「7、T、G、H、N」が長くなっている。右側の記号キーの密集具合も高めな気がする。
それもあっていつもSurfaceでタイプしている感覚とは少し異なるが、これは私のタイプの仕方のせいかもしれない(「B」を右手でタイプ仕様と人差し指を中央の奈落へと伸ばしてしまう…)。また、左上数字の「1」も位置が少々右寄りになっており、その左にある巨大な「`」キーを間違って押してしまう傾向がある。
など色々文句もなくはないが、ほぼほぼ普段通りのタイプ速度で打てている(普段はAZIK入力なのでそのぶん通常のローマ字入力と比べ遅いのは仕方ないだろう)。
バックライトがないのは少々残念。一応「Caps」はCapsロックしたら光るし、デバイス切り替えボタンやOS切り替えボタンは使用時に光るのと、電源入れたときに光るEsc左上のLEDなどもあるのだが、それ以外のキーは光らせることができない。
ちなみに入力言語切り替えは「右シフト」+「スペース」。これに気づかず長い時間悩んでいた…。
一部のBluetoothキーボードでは押したキーが連続して押されて「あああああ」なんて入力されてしまう問題を経験したこともあったが(接続先デバイスの問題かもしれないが)、少なくとも今回のキーボードではそれを経験したことは無い。やはり元値が1万円もする製品だからだろうか。
充電中は「ESC」左上のLEDがホタルのようにまたたき、充電完了すると連続点灯する。
(Huawei P20ProとHuawei MediaPad M5 lite 8インチモデルで使用した場合、もしくはIMEがGboardの場合のみそうなるのかもしれないが)上記スクリーンショットで存在するはずの「虫眼鏡」キーを使った「戻る」、「通知バーを下ろす」などのショートカットが使用できないでいた。これはデバイスモードを「Windows」モードに設定すると解消したが、「虫眼鏡キー」を(特定アプリ使用中に)単独で押したときに起動できるはずのGoogle Assistは何故か起動せず。代わりに「家」キーを押すことでGoogle Assistが起動する。本来「家」キーを押すと呼び出せるホーム画面は「家」+「エンター」となっている(でもややこしいことにシステム側のショートカット表記ではそれが本来のホーム画面の呼び出し方となっている…)。
なぜわざわざキーとして独立して存在する「虫眼鏡」キーがAndroid専用モードでショートカット用に使用できないのかは謎だ(一応Google Docなどのアプリ内での検索機能を使用する際にはこのキーが使えるのだが)。
なお「iPad/iPhone」モードにすると「Fn/Cmd」キーがかわりに「虫眼鏡」キーとして機能するようになる。この場合「Fn/Cmd」キーだけ押すとGoogle Assistantが起動する。しかし「Fn/Cmd」キーそのもの使えなくなってしまう(そうなるとFn+矢印キーのHome/End/Page Up/Page Downができなくなり、長文入力時に大変困る)。
ファームウェアアップデートも出ているが、これは別にこの現象を直すわけでは無く、レイアウト変更用に使用するもののようだ。
この携帯性の高さ、開いたときのキーサイズ、薄いのにしっかりした(Surface的)タイプ感、大満足。Bluetooth接続も安定しているし、得だって大きな欠点もない。
充電中は「ESC」左上のLEDがホタルのようにまたたき、充電完了すると連続点灯する。
モードが変?
(Huawei P20ProとHuawei MediaPad M5 lite 8インチモデルで使用した場合、もしくはIMEがGboardの場合のみそうなるのかもしれないが)上記スクリーンショットで存在するはずの「虫眼鏡」キーを使った「戻る」、「通知バーを下ろす」などのショートカットが使用できないでいた。これはデバイスモードを「Windows」モードに設定すると解消したが、「虫眼鏡キー」を(特定アプリ使用中に)単独で押したときに起動できるはずのGoogle Assistは何故か起動せず。代わりに「家」キーを押すことでGoogle Assistが起動する。本来「家」キーを押すと呼び出せるホーム画面は「家」+「エンター」となっている(でもややこしいことにシステム側のショートカット表記ではそれが本来のホーム画面の呼び出し方となっている…)。
なぜわざわざキーとして独立して存在する「虫眼鏡」キーがAndroid専用モードでショートカット用に使用できないのかは謎だ(一応Google Docなどのアプリ内での検索機能を使用する際にはこのキーが使えるのだが)。
なお「iPad/iPhone」モードにすると「Fn/Cmd」キーがかわりに「虫眼鏡」キーとして機能するようになる。この場合「Fn/Cmd」キーだけ押すとGoogle Assistantが起動する。しかし「Fn/Cmd」キーそのもの使えなくなってしまう(そうなるとFn+矢印キーのHome/End/Page Up/Page Downができなくなり、長文入力時に大変困る)。
ファームウェアアップデートも出ているが、これは別にこの現象を直すわけでは無く、レイアウト変更用に使用するもののようだ。
まとめ
この携帯性の高さ、開いたときのキーサイズ、薄いのにしっかりした(Surface的)タイプ感、大満足。Bluetooth接続も安定しているし、得だって大きな欠点もない。
防滴仕様であるためか、小型軽量を追求したためか、筐体に高級感こそ感じられないものの、Surfaceシリーズと同じく製品の完成度の高さから来る所有満足感がある。
外出先にSurface Goを持って行く代わりにスマホとこのキーボードとGoogle Docsの組み合わせで執筆し、後でSurface Goで仕上げて入稿したり、ブログ投稿を仕上げたりという使い方にもぴったり。またソーシャルメディアで長文を書いたり。個人的には短い文章もスマホで書くのはイライラするので短い文章でも断然このキーボードで入力する。
ヒンジ部分が真ん中にあるため、太ももの上に置いてタイプする場合は、ガクつく。個人的にはこの程度の不安定なキーボード操作は問題に感じないが、気になるのであればなにか平たいものを足の上に置いて使えばよいだろう。
細かい点を上げれば、キーボードの左端のキーは無駄に大きく、右側は妙に小さい気がするのも事実だし、「Del」と「BackSpace」が同じキーになっているのが残念(そのまま押すとBackSpaceで、Fnキーと共に押すとDel)。また、Surface Goのサイズに慣れた身にとっては微妙にキーが小さいほうが指の移動距離が減るのに…なんて考えてしまう。もしもSurface Goの配列とキーサイズで新しいバージョンが出たら買いたい気もする。
外出先にSurface Goを持って行く代わりにスマホとこのキーボードとGoogle Docsの組み合わせで執筆し、後でSurface Goで仕上げて入稿したり、ブログ投稿を仕上げたりという使い方にもぴったり。またソーシャルメディアで長文を書いたり。個人的には短い文章もスマホで書くのはイライラするので短い文章でも断然このキーボードで入力する。
ヒンジ部分が真ん中にあるため、太ももの上に置いてタイプする場合は、ガクつく。個人的にはこの程度の不安定なキーボード操作は問題に感じないが、気になるのであればなにか平たいものを足の上に置いて使えばよいだろう。
細かい点を上げれば、キーボードの左端のキーは無駄に大きく、右側は妙に小さい気がするのも事実だし、「Del」と「BackSpace」が同じキーになっているのが残念(そのまま押すとBackSpaceで、Fnキーと共に押すとDel)。また、Surface Goのサイズに慣れた身にとっては微妙にキーが小さいほうが指の移動距離が減るのに…なんて考えてしまう。もしもSurface Goの配列とキーサイズで新しいバージョンが出たら買いたい気もする。
追記:
My computer is more adorable than your computer. pic.twitter.com/MJtZJO21o2
— Kyle Pflug (@kylealden) September 20, 2020
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