豪州に渡ったフィンランド人女性時計師が立ち上げたマイクロブランドGalvin Watch Company


今回ご紹介するのはフィンランド人時計師がオーストラリアで立ち上げたGalvin Watch Companyの腕時計。

Kickstarterキャンペーンはローンチからわずか6分で目標金額達成、キャンペーン終了まで残り8日ではあるが、目標金額の510%である584万円以上を既に集めている。

一番バッカーが多いのは母国フィンランド、次いでオーストラリアだが、日本からもバッカーがいるのも嬉しいところ。


もくじ

Galvin Watch Company
Alkuコレクション


Galvin Watch Company


フィンランド人時計師Susan Galvinはフィンランドの時計学校Kelloseppäkouluの卒業生だ。Kelloseppäkouluは世界的にも有名な腕時計学校で、その卒業生の中にはスイスで創業したVoutilainenや、フィンランドをベースに活躍するSarpanevaなども同学校の卒業生。 

そんな名門を卒業し、フィンランド、イギリスとオーストラリアの三カ国を股に掛け、10年間腕時計業界で働いてきたGalvin。彼女は今年、母国から遠く離れたオーストラリアはシドニーで、自らの腕時計ブランドを造り出すという長年の夢を叶えた。

 

そのファーストコレクションとなる「Alku」コレクションのキャンペーンをKickstarterで行っている。(Alkuはフィンランド語で「始まり/始め」という意味だ)


Alkuコレクション


彼女自らデザインしたAlkuコレクションは、40,50年代の腕時計にインスパイアされ、北欧らしいシンプルな要素が組み合わせられたデザイン。

目標は「タイムレス」 なデザイン。「よくできた機械式ムーブメントはほぼ永遠に使い続けられる、デザインも同様になければいけない」という思いからだ。

ドーム状のサファイアクリスタル製風防とベゼルの傾斜の流れも心地よい。詳しくは紹介されておらず写真によっては判りづらいが、文字盤も僅かにドーム状の傾斜がかかっている。


各要素を見るとシンプルだが、全体的にドームが掛かった形が独特の雰囲気を生み出しているとも言えるだろう。 


裏面はエキシビションバックで、裏面の風防にもサファイアクリスタルが用いられおり豪華だ。防水性能は5ATM。ムーブメントはMiyota 9039、プレミアム・オートマチック・ラインのムーブメントで、24石、28万8000bph。ローターは濃い銀色に見えブランドロゴが入っている。

 

色は白字にと青い要素が映えるAlku Whiteと、黒地にシルバー要素のAlku Blackが用意されている。


イタリアンレザーのストラップはブラック、ブラウン、ネイビーブルー、そしてタン色のスエードのものから選択可能。デプロイアント・クラスプか、ピン・バックルかの選択ができる他にも、それぞれ大中小の三サイズから選べるのは嬉しい。 また、第1のストレッチゴールは既に達成されており、腕時計リワードへの出資者に追加のストラップがつく。 


このほか、腕時計には2年間の国際保障もつけられている。 
発送予定は2020年12月~2021年1月としている。



Image courtesy of Galvin Watch Company 

Source: Kickstarter, Galvin Watch Company

(abcxyz)

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