Sponsored by Galen Leather Co.
今回はおなじみトルコのGalen Leather Co.から、美しい緑のレザーに包まれたA5レザーポートフォリオをご紹介しよう。(なお今年はトルコと日本の国交130周年の記念すべき年でもある!)
これまで当ブログではGalen Leather Co.から、ほぼ日weeksMEGA用レザーカバー、EDCケース、レザーペンケースをご紹介してきたが、今回レビューするレザーポートフォリオはそれらにも増してサイズが大きいことから収納力も利便性も多用途性も増しており、A5サイズのノートやスケッチブック(縦横どちらもOK!)を収納するのにぴったりな素敵なレザー製品となっている。
もくじ
・いつも楽しい開封の儀式
・深緑のレザーを贅沢に使った「Galen Leather Zipped A5 Cover」
・左側:ポケット、カードケース、取り外せるペンホルダー!
・中央と右側:縦向き横向き関係なくノート挿入、キーホルダー付き!
・ロディア、LEUCHTTURM1917、マルマン・・・色々入れて見た!
・実はトモエ・リバーでお洒落なノートも作ってる!The Everyday Notebook
・不良品交換の際は・・・
・まとめ
いつも楽しい開封の儀式
これまでのGalen Leather Co.製品レビューでもおなじみ、しっかりしたプリント入りの箱。
中に入っている製品の大きさに合わせて箱のサイズが違うことは以前のレビューでも記したが、この製品は大きさがあることもあり、これまでの3製品と比べても大きな箱となっている(もちろん一番下のものがレザーポートフォリオ用の箱だ)。
開けると出てくるのは、ロゴ入りの紙帯に包まれたレザーポートフォリオと、ロゴ入りのしっかりした布地の小袋。
製品名・製造者・製造日・使用するブナ科の樹を用いて植物なめしされた牛革の取り扱い方が書かれた紙、そして邪視から守るトルコのお守り「ナザール」(Nazar)のチャーム(これもトルコでハンドメイドされたもの)とその説明・ブランドの説明がなされた紙・・・といったおなじみのものに加え、小袋の中にはトルコのインスタントコーヒーとティーバッグが。レザーポートフォリオが作られた国の飲み物を飲みながら楽しめるなんて嬉しい。
時折入っているポストカードは何が貰えるのかはランダムのようだが、今回はカッパドキアのポストカード。カッパドキアはトルコ中部にあり、世界遺産ともなっている「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」(岩を掘って造られた家や、地下都市なども)でも有名だし、ポストカードでもお判りのように熱気球でも有名だ。
深緑のレザーを贅沢に使った「Galen Leather Zipped A5 Cover」
カラーは深い緑が美しい「CRAZY HORSE FOREST GREEN」(クレイジー・ホース・フォレスト・グリーン)。
外側は一枚のレザーで作られており豪華。
ブランドロゴの刻印もしっかり。ファスナーの生地部分も本体色と同様の緑だ。
ファスナーはもちろん安心と信頼のYKK製。ファスナーのツマミは僅かながら扇状になっている。
実はこの色は先日レビューしたレザーペンケースとおそろいだ。
開けるとこんな感じ。大雑把に分けると左側はレザーが多用された収納で、ノート類を入れ込む右側はフェルト地になっている。
大体の構造が把握しやすいようにGalen Leather Co.が公開している動画も張っておこう。
左側:ポケット、カードケース、取り外せるペンホルダー!
左側には小物・紙ものをたっぷり収容できる。
左側の右端には、2本のペンホルダーと、その下により太いものを保持することのできるホルダーが縦に配置されている。どちらもゴムバンドにレザーが当てられている。ペンホルダー部分はカヴェコ・スポーツなどの短いサイズの万年筆/ペンを入れるのに最適。
というのも、カヴェコ・スポーツ・クラシック(万年筆)と、一般的な長さのペンをここに入れると、カヴェコ・スポーツ側は下のホルダーに触れないが、通常サイズのペンはホルダーの中にペン先が入ってしまうのだ。微妙にホルダーが下に位置していればこの問題が防げただろう。
左側にはポケット部分が。一番上のポケットは深く、その下はクレジットカードサイズのものが4つ連なる。
左下の4連ペンホルダー。
これ実は取り外すことが可能!
裏面はフェルト地だ。
ポートフォリオケースの左側は横開きのページを開いたときに隠れてしまうが、この取り外せるペンホルダーのお陰でペンが転がったりばらけたりしないまとまった状態のまま使いやすい位置に置くことができる。複数のペンを使用して書く/描く際にはペンへのアクセスが重要なのでこれは便利だ。
4連ペンホルダーを取り出した状態では、これが収まっていた部分はポケットとしても使える。また、その後ろ部分にも『「』(を左右反転させた感じの)サイドポケットがある。これはペンホルダーを装着状態でもアクセスできる。
もちろん4連ペンホルダーをポートフォリオケースに入れ込むことなく活用することもできる。その場合ここはスマートフォンを入れ込むにもピッタリかもしれない(写真のスマートフォンはNokia Lumia 930)。
それに加え左側には大きなポケットもある。これはペンケース部分の後ろに位置し、ケースのプロファイルとほぼ同じくらいの大きさがある。ポケットの裏地は手前は布地で、背面はフェルト地。
中央と右側:縦向き横向き関係なくノート挿入、キーホルダー付き!
左側と右側との中程の部分には、上部に金属製のD字型ループが。そこにはその他の部材と同色の緑のレザーが用いられたキーホルダーが標準装備!
もちろんこれは中に入れたまま使うも良し、取り外してポートフォリオケースとおそろいのキーホルダーとして使うこともできる。これは嬉しい。
鍵を付けたまま中に入れても余裕がある。(ってここで付けているのは本物の鍵ではなくSwiss-TechのUtili-keyという鍵型マルチツールだけど。まあ大体鍵サイズなので多くの鍵は入るだろう。)
右側は全体にフェルト地で、ぱっと見横から入れ込む形のポケットに見えるが、横方向にスリットが入っている。この仕組みのお陰でノートを横向きにスライドさせて入れることができる他、長さ方向に開くノートを上から入れ込むことも可能だ。
この構造はシンプルだが効果的に多機能性が生み出されている。(Galen Leather Co.のほぼ日weeksレザーカバーも機能としては同様であるが、これを実現する方法は少し異なっている。)
ロディア、LEUCHTTURM1917、マルマン・・・色々入れて見た!
こちらはロディアのロディアラマ ソフトカバー ドット A5、アニスグリーン(Rhodia Rhodiarama Softcover Notebook A5 Dotted Anise Green)。
(こちらのAmazon商品はロディアラマ ソフトカバー ドット A5まではあっているが、Amazon商品は「ゴールブック」の刻印が表下部分につくもの。記事中のものはつかない。またロディアはウェブノートブックというのも出しているが、そちらはハードカバー)
ロディアのNo16、上部綴じのもの。
上綴じのノートだと、ポートフォリオケースの左側を隠さないので使い勝手がよい。
こちらはロディアのヘリテージシリーズから、背表紙がかがり綴じしてあるノート(Rhodia Heritage Raw Bound Notebook Chevron A5 Anthracite Squared)。拍子のパターンも良いし、かがり綴じも良い。ロディアはフランスのブランドだが、このノートはモロッコ製。
LEUCHTTURM1917のバレットジャーナルも入る。
だがLEUCHTTURM1917のバレットジャーナルはハードカバーであることもあり厚みがあるので、一緒に入れるペンの厚さによってはこのような膨らみがでてしまうことも(入れているペンは一つ前の写真を参照あれ)。それでもちゃんとファスナーを閉じることができる収納力は嬉しい。
当然ながらA5より小さいサイズのものを入れても良いだろう。写真はマルマンのスケッチブック 図案シリーズよりB6 画用紙 S160を上から縦向きに入れたところ。
Galen Leather Co.のA5サイズThe Everyday Notebookもピッタリ収まる。このノートは薄いので、左側には分厚いペンを入れても綺麗に閉めることができる。
実はトモエ・リバーでお洒落なノートも作ってる!The Everyday Notebook
さて、先ほどチラリと最後にお見せしたThe Everyday Notebook。これは実はGalen Leather Co.のつくるノートだ。(*なおThe Everyday Notebookはレビューしているレザーポートフォリオ「Galen Leather Zipped A5 Cover」とは別売りであることに注意。)
The Everyday Notebookシリーズには様々なサイズのものがあるが、どれも使用する紙は日本が世界の万年筆愛好家に誇るトモエ・リバー(Tomoe River)だ。栄紙業株式会社によると、トモエ・リバーは巴川製紙所の生産する「超軽量印刷用紙」の商標名(そして、「巴川」製紙所だから「トモエ・リバー」なのだ)。巴川製紙所のウェブサイトによると「従来よりある上質紙/コート紙に比べ、薄くて軽い紙でよりカタログ類を軽く、より多くの情報を記載したい」との市場の要求にこたえるために作られたもので、軽量ながらも腰が強く、印刷物の裏抜けが少ないなどの特徴を持っている製品。
この紙を使ったノートや手帳が世界中の万年筆愛好家に人気である理由は、薄く軽く、書き心地が良い上に、インクがにじまず、裏抜けしないためだ。なおREDISCOVER ANALOGの指摘するように、薄手のトモエ・リバーでも裏抜け(インクが反対面に染み出ること)はしないが、裏側から表面に書いた文字がうっすら見える「ゴースティング」は発生する。
写真のものはA5で、トモエ・リバー52gsmが64ページ、手で綴じられているもの。表紙もお洒落。「The Everyday Notebook」部分は金色に箔押しされている。
このようなロゴ入りのしっかりしたキャンバス地のファスナー付きの袋に入ってきた。
入っているのはA5のThe Everyday Notebookが3セットだけではなく・・・。
ライティングマットにもなるブロッター(余分なインクを吸収するためのもの)、そしてグリッド式(表裏で10mmと5mmが使い分けれる)と横線式(10mmと7mm)の厚手の紙製のガイドシートもついてくる。
ガイドシートの方は、無地のノートに書くときなどにページの下に置くことでまっすぐ均一サイズの文字が書けるようにするもの。(なおフィンランド語ではこのようなガイドシートを「laiska Lasse / 怠け者のラッセ」と呼ぶそうだ。)
なおGalen Leather Co.のA5サイズThe Everyday Notebookは他にも400枚のトモエ・リバーが伝統的な手法で手綴じされたものと、ロディア風に縦向きに開くトモエ・リバー150ページ(ミシン目つき!)のものも存在する。
不良品交換の際は・・・
実は今回レビューした「Galen Leather Zipped A5 Cover」は交換品だ。当初届いた品は開いて左側の2本ペンが収納できる部分の縫い目がこのような状態だった。だいぶ見栄えにも影響するし、ここに入れるペンのサイズにも影響を与える可能性もある問題だったため、これについてGalen Leather Co.にメールを送ったところ、交換品を送ってくれることとなった。
なお、交換品申請する場合には、はっきりと問題の箇所が写った写真をサポートに送信すればよい。レザーの特性としてついている傷や、製品が濡れたりインクが付いてしまったり、などは交換対象にならないが、ファスナー部分がレザーに繋がっていないとか、ファスナーつまみが壊れているなどは交換対象だ。
手作りなので交換品が届くまでには時間が掛かるが、誠実に対応してくれて嬉しい。
まとめ
Galen Leather Co.製品のレビューはもう既に4製品目となるが、今回もしっかりとした品質で見て、使って楽しめるものになっていた。また、今回不良品交換をする機会があったのも、Galen Leather Co.が交換に快く対応してくれることを経験する良い機会となった(無論不良品がでないのが一番ではあるが)。
現在は最適なセッティングを求めて色々試行錯誤しているところ。カリグラフィーや落書き用にEveryday Notebookを入れて、カシオ ベーシックのワールドタイムA500WA-1もいれたりとか。
それとも仕事で使う用にLEUCHTTURM1917バレット・ジャーナルを入れ込んで、ペンホルダーは抜きで追加のメモ帳やポストイットを入れたり。
おそろいの色のペンケースと共にカフェでお絵かきするも良し。
作りのしっかりしたレザーポートフォリオケースにお気に入りのペンとノートを入れて。どこかに出かけて使いたくなるような良質なケースだ。特にこのレザーポートフォリオでは取り外し可能なペンホルダーとキーホルダーのおかげで使い方のバリエーションが更に増しているとも感じられる。
購入はGalen Leather Co.のウェブサイトから可能となっている。
なお、購入までの過程が日本語でないと不安だという方は、EtsyのGalen Leather Co.ショップから購入されると良いだろう。
Image courtesy of Galen Leather Co.
レビューしたモデルのこのほかにも様々なカラーバリエーションが用意されている(写真左)。また、同じくA5が収納できるものでは、「A5 Notebook Cover」(写真右)としてファスナーで留めないブックカバータイプのものもある(こちらは内部の使用は今回レビュー品と大きく異なる)。
Source: Galen Leather Co.
(abcxyz)
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