撮影時のガラス反射、もう心配しなくていい。Ultimate Lens Hood 2.0ミニレビュー


ガラス越しにカメラでの撮影時やスマホ写真を取る際に、ガラスに反射する光のせいで綺麗に写し取りたい光景が撮れないことはなかっただろうか?

今回はそんな問題を解決するガジェット、Kickstarterで19万ポンド(約2600万円)近く集めた「Ultimate Lens Hood 2.0 - ULHmobile & ULHgo」から、スマホ用の「ULHmobile」をご紹介。Kickstarterリワードが届いたのでその簡易レビューとなる。



このキャンペーンは英サウスハンプトン発のものだが、日本からも233人の出資者がいるのも凄いところだ。なので紹介するまでも無くもう既にこれを手にしている方もおられるかもしれない。



開封



Kickstarterキャンペーンリワードはこんなパッケージに入ってやってきた。


中にはULHmobile本体、マイクロファイバー製のキャリーポーチとクロス、スマホに取り付けるための部品が3つ入っていた。あとお礼状も。


ULHmobile



ULHmobile本体にスマホクリップを取り付け、これをスマホに取り付ける。


Huawei P20 Proにつけたところ。これで準備OK。

あとは窓ガラスなどに近づけてULHでカメラ周囲のガラス反射を覆い去ることができるというわけだ。柔軟性のあるシリコンであるのと、ある程度の大きさがあるので、カメラをガラス面に対して斜めにしての撮影も可能だ。

まずは室内でアクリル板越しに試してみよう。


こちらは豊岡クラフトのウォッチスタンドOutcast Watchesの腕時計を置き、その手前にアクリル板を置いて撮影したもの。ここではまだULHは装着していない。


そしてこちらは々状況でULHを取り付けた状態で撮影したもの。アクリル板があるなんて言われないと判らないし、言われても信じがたいかもしれない。


もう一度、別のロケーションで同じ設定。まずはULHなしで。


こんどはULHをつけた状態で。実は先ほどの写真のランプは撮影時に後ろにあったものが映り込んだのだったのだ。


こちらはガラス近くにULHを近づけた図(写真左上あたり)。半分だけランプが消されているのが判るはずだ。


残念ながら筆者の住むフィンランドでは3重窓が多いので、完全に反射を消すことができるのは手前の一枚だけではあるが…。参考までにこちらはULHをつけていないで撮影したもの。室内光が三重に見えるのがおわかり戴けるだろうか。


こちらはつけてさつえいしたもの。室内光は二重になった。まあ、寒い地方など特殊な環境で無ければこんなことも無いと思うが、それでも反射が3分の1低減されるというのはマシと言えるだろう。

脱着も簡単だし、安価だし、「ガラス越しに素敵な光景を見つけたけれども、室内の光が反射して悔しい思いをした」という撮影好きな方にはもってこい。もちろん手を使ってカメラの周りを隠すことで同様のことはできる。しかし指の間から光が漏れたり、完全にカメラの周りを覆いきれなかったりする。そんなときにあれば便利なガジェットだ。


Source: Kickstarter

(abcxyz)

コメント