バッテリー6ヶ月の薄型ハイブリッドスマートウォッチ、ミニマル・フレンチ・デザインの「NOWA Shaper」提供レビュー
Sponsored by NOWA Watch
日本でもGreen Fundingで資金調達中の、フランスのハイブリッドスマートウォッチブランドNOWA Watchの「NOWA Shaper」コレクションよりClassic Brownを提供戴いた。お手頃価格で、ハイブリッドスマートウォッチでありながらバッテリーが最高8ヶ月もつスタイリッシュな腕時計だ。
2016年に腕時計やテクノロジー関連の製造に携わるアーネスト・ポール(Ernest Paul、現CEO)と、家具やインテリアなどで知られるフランスのデザイナーでアーティスト、エリック・ジザール(ÉRIC GIZARD)が出会い生まれたのがNOWA Watchだ。
同社の最初のコレクションとなるNOWA Shaperは、元々は2017年にKickstarterやIndiegogoでキャンペーンを行い資金を集めて実現化されたもの。デザイン監修はエリック・ジザールによるもので、ハイブリッドスマートな機能面も保ちつつも腕時計としての実用性と美しさを実現している。
この時計の一番のポイントは、スマート機能を有しながらバッテリーが長いことにある。スマートウォッチモードであればバッテリーは6~8ヶ月、アナログ時計モードであれば2年間使用可能であり、電池は市販のCR2025豆電池となっている。バッテリー交換は自分ですべきではないと説明書には書いてあり、時計屋さんに持って行って頼むのが一番だろうが、一応Nowa Watchはバッテリー交換方法を紹介する動画も公開している。
ハイブリッドスマートウォッチであるからにはバッテリーの持ちが長くてもスマートでなければ意味が無いが、この点NOWA Shaperはスマート機能も充実している。iOS 8もしくはAndroid 4.3以上に対応しており、Bluetooth Low Energyでスマホと接続。タイムゾーンの自動変更するだけでなく、歩数や消費カロリーをGoogle FitやAppleヘルスケアと提携しアクティビティーを計測できるほか、アクティビティーの目標設定、眠りの質を測定するスリープトラッキング機能、カメラコントロール、電話通知や携帯を見つける機能を備える(後述するがこのうち一部機能は現在未実装)。
このなかでも、プロモーション動画の最後のスーツケースを準備する女性の姿からもお判りのように、この時計は旅行時に自動的に時刻を合わせることができるのを一番の売りにしていることも興味深いだろう。同様の機能があるハイブリッドスマートウォッチは少なくはないが、その他細々とした機能の多さをアピールするよりも、このシンプルながらも旅行を多くする人にとって有意義な機能を念頭に置き「Auto Time Zone Travel Watch」(自動タイムゾーン・トラベル・ウォッチ)としてプロモートしたことはNOWA Watchの成功の一因だろう。
「スマート」部分を可能にするのは内蔵するBluetoothモジュール。これはアメリカのSmartime社が担当している。同社はハイブリッドスマートウォッチのほかにもOLEDディスプレイやタッチスクリーンを備えたフル・スマートウォッチなどのスマートモジュールも開発している。
小さめの箱。箱は帯状に厚紙が覆っているが、その内側にのみ柄が描かれている遊び心のある作り。
中にはNOWA Shaper本体と説明書、デジタル証明カードと、クロスが入っている。クロスはデザイナーのエリック・ジザールのサインがプリントしてある。
付属するデジタル証明カードは再生紙的な紙でできており、フランスのスタートアップCyphemeの技術を使用したものとなっている。これで本物のNOWA製品かどうかが解るというわけだ。なお、ここには記されていないが、製品としてはCE、FCC、RoHS認証も受けている。
角取りが施された40mmのシンプルな円形のケースに、プッシュボタンの付いた竜頭。ケースから伸びた飾り気のないラグも含めてミニマリスティックな美しさがある。風防はサファイアコーティングのなされたミネラルガラスだ。
コインエッジが刻まれた竜頭はだが、一般的な時計の竜頭とは違い時刻合わせのための機能を持っておらず、引くことも回すこともできない。しかしその頭に付いたプッシュボタンはスマートフォンとの連携を行うための重要な、そして唯一のインターフェースとなる。
ケース正面の各取り部分は艶あり仕上げだが、ケース側面と横から見ると底面に向かってケースが狭まっている部分は艶消し仕上げ。ラグ部分も上面は艶あり仕上げだが、側面と底面は艶消し仕上げとなっており、真上からケースを見たときと、斜め/横から見たときには少々異なる印象を与える。ケースの厚みは9.75mm。
裏蓋は艶あり仕上げとなっているところに艶消しで文字が刻まれている。そこには、ムーブメントがRonda製のクオーツ、パワード・バイ・Smartime、ケースは全てステンレススチール製(316L)で3気圧防水となっていることのほか、エリック・ジザールのロゴも記されている。そして11桁のシリアル番号もまたここには記されている。
文字盤も至ってミニマル。水色の時分針と、6時位置の円。そのほかにNOWAの文字、「AUTOMATIC TIME ZONE」の表記の他はシンプルな線状のインデックスしかなく、時計としての可視性はとても高い。
白地の文字盤に白いインデックスではあるが、インデックスは立体的な形となっているので影ができるため時刻確認も容易だ。
実は12時の位置にはLEDがあり、スマート機能と関連して光るようになっている。このLEDの光も円状になっており、6時位置の青色の円と対応した形で統一感を生んでいる。
ストラップ幅は20mm。クイックリリース式となっている。バックル部にはNOWAの刻印がなされている。
裏面には「Éloge de l'élégance」(エレガンスの称賛)という言葉と共にエリック・ジザールのサインが刻印されている。また、もう一方の側には「CUIR VERITABLE」とフランス語で本革であるとの刻印もなされている。
スマートフォンとBluetoothで同期するには、まずスマートフォン側にアプリをインストールして開き、NOWA Shaperの竜頭ボタンを4秒以上押し込む。スマホ側のBluetoothをオンにするのも忘れずに。
Bluetoothで時計とスマホが接続すると、まず現在の時計の時分針の位置をアプリ側に入力するよう促される。それが終ればスマホに設定されているタイムゾーンまで自動的に時計の針が回り、正しい時刻に設定される。接続が終れば、スマホ側アプリでは時計のバッテリー残量や、時計の記録したユーザーのアクティビティー状況なども解るようになる。なお、アクティビティー情報などは、スマートフォンと接続していない状態でも1週間は時計に保存される。
時計の時刻はスマートフォンのタイムゾーンに合わせて自動的に変更されるほか、アプリ側で設定した任意のタイムゾーンに変更することもできる。
現在のところ各スマホOS用に提供されているアプリは機能するものの古いものであり、現在は新たなアプリのβテストが行われているところだ。今回私は両アプリを利用してみたが、新しいアプリの方がよりシンプルに洗練され使いやすくなっており、この意味ではよりNOWAの腕時計デザインともマッチするものとなっている。
10月23日現在のβアプリではタイムゾーンの自動変更、手動変更、毎日の歩数表示の他、時計竜頭のボタンを押すことでのカメラシャッター機能が有効となっている。今後はスリープトラッキングや、竜頭を押すことでスマホを鳴らす機能などの実装が見込まれている。
200ドル台というかなり安価な価格のハイブリッドスマートウォッチながら、それを感じさせないスタイリッシュな薄さ、洗練されたフレンチデザイン。そして数あるスマート機能の中でも、旅行に便利な自動タイムゾーン設定機能をメインの売りにしていることはNOWA Watchの成功の秘訣と言えるだろう。
また手動でタイムゾーンを変更できるのも重要な点だ。もちろんアナログ時計だって手動で時間を変えることは可能だが、タイムゾーンの選択のみ手動で行い、スマートフォンが時刻合わせを行うことで正確な現地時間を知ることができる。自動タイムゾーン設定機能と合わせて、旅行者にとっては旅行先の現地時間を事前に腕につける事もできるし、国を離れた長距離恋愛をする人や、仕事上他国とのやりとりをしなければならない人、海外出張の多い人にも役立つ機能となっている。
もちろん、世界中の時刻に自動的に合わせられる安価な時計といえばCasioのWorld Timeシリーズがあるが、NOWA Shaperにはそこにはないオシャレさや機能性もある。それ以上の価格帯のワールドタイム機能を備えた時計も、NOWA Shaperの持つシンプルさやファッション性を併せ持つものは少ないし価格はNOWA Shaperより高額のものが多い。
生まれたばかりの時計ブランド、生まれたばかりのハイブリッドスマートウォッチなのでアプリの充実にはまだ少し時間が掛かりそうだが、現在βテスト中のアプリからすれば先は明るい。β版のアプリも今週また新たなバージョンが出る予定となっているほか、これが正式版としてアプリストアに登場するのも11月と予定されている。
なお前述したとおりこの時計は現在日本のクラウドファンディングサイト、Green Fundingで資金調達中。残り日数38日を残し、既に目標金額50万円を大きく超す88万円の出資が集まっている。今後のアプリのブラッシュアップに期待すると共に、同社の日本での活躍にも期待したい。
Source: NOWA Watch
(abcxyz)
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日本でもGreen Fundingで資金調達中の、フランスのハイブリッドスマートウォッチブランドNOWA Watchの「NOWA Shaper」コレクションよりClassic Brownを提供戴いた。お手頃価格で、ハイブリッドスマートウォッチでありながらバッテリーが最高8ヶ月もつスタイリッシュな腕時計だ。
NOWA Watch
2016年に腕時計やテクノロジー関連の製造に携わるアーネスト・ポール(Ernest Paul、現CEO)と、家具やインテリアなどで知られるフランスのデザイナーでアーティスト、エリック・ジザール(ÉRIC GIZARD)が出会い生まれたのがNOWA Watchだ。
同社の最初のコレクションとなるNOWA Shaperは、元々は2017年にKickstarterやIndiegogoでキャンペーンを行い資金を集めて実現化されたもの。デザイン監修はエリック・ジザールによるもので、ハイブリッドスマートな機能面も保ちつつも腕時計としての実用性と美しさを実現している。
ハイブリッドスマートウォッチ
この時計の一番のポイントは、スマート機能を有しながらバッテリーが長いことにある。スマートウォッチモードであればバッテリーは6~8ヶ月、アナログ時計モードであれば2年間使用可能であり、電池は市販のCR2025豆電池となっている。バッテリー交換は自分ですべきではないと説明書には書いてあり、時計屋さんに持って行って頼むのが一番だろうが、一応Nowa Watchはバッテリー交換方法を紹介する動画も公開している。
ハイブリッドスマートウォッチであるからにはバッテリーの持ちが長くてもスマートでなければ意味が無いが、この点NOWA Shaperはスマート機能も充実している。iOS 8もしくはAndroid 4.3以上に対応しており、Bluetooth Low Energyでスマホと接続。タイムゾーンの自動変更するだけでなく、歩数や消費カロリーをGoogle FitやAppleヘルスケアと提携しアクティビティーを計測できるほか、アクティビティーの目標設定、眠りの質を測定するスリープトラッキング機能、カメラコントロール、電話通知や携帯を見つける機能を備える(後述するがこのうち一部機能は現在未実装)。
このなかでも、プロモーション動画の最後のスーツケースを準備する女性の姿からもお判りのように、この時計は旅行時に自動的に時刻を合わせることができるのを一番の売りにしていることも興味深いだろう。同様の機能があるハイブリッドスマートウォッチは少なくはないが、その他細々とした機能の多さをアピールするよりも、このシンプルながらも旅行を多くする人にとって有意義な機能を念頭に置き「Auto Time Zone Travel Watch」(自動タイムゾーン・トラベル・ウォッチ)としてプロモートしたことはNOWA Watchの成功の一因だろう。
「スマート」部分を可能にするのは内蔵するBluetoothモジュール。これはアメリカのSmartime社が担当している。同社はハイブリッドスマートウォッチのほかにもOLEDディスプレイやタッチスクリーンを備えたフル・スマートウォッチなどのスマートモジュールも開発している。
開封
小さめの箱。箱は帯状に厚紙が覆っているが、その内側にのみ柄が描かれている遊び心のある作り。
中にはNOWA Shaper本体と説明書、デジタル証明カードと、クロスが入っている。クロスはデザイナーのエリック・ジザールのサインがプリントしてある。
付属するデジタル証明カードは再生紙的な紙でできており、フランスのスタートアップCyphemeの技術を使用したものとなっている。これで本物のNOWA製品かどうかが解るというわけだ。なお、ここには記されていないが、製品としてはCE、FCC、RoHS認証も受けている。
ケース
角取りが施された40mmのシンプルな円形のケースに、プッシュボタンの付いた竜頭。ケースから伸びた飾り気のないラグも含めてミニマリスティックな美しさがある。風防はサファイアコーティングのなされたミネラルガラスだ。
コインエッジが刻まれた竜頭はだが、一般的な時計の竜頭とは違い時刻合わせのための機能を持っておらず、引くことも回すこともできない。しかしその頭に付いたプッシュボタンはスマートフォンとの連携を行うための重要な、そして唯一のインターフェースとなる。
ケース正面の各取り部分は艶あり仕上げだが、ケース側面と横から見ると底面に向かってケースが狭まっている部分は艶消し仕上げ。ラグ部分も上面は艶あり仕上げだが、側面と底面は艶消し仕上げとなっており、真上からケースを見たときと、斜め/横から見たときには少々異なる印象を与える。ケースの厚みは9.75mm。
裏蓋は艶あり仕上げとなっているところに艶消しで文字が刻まれている。そこには、ムーブメントがRonda製のクオーツ、パワード・バイ・Smartime、ケースは全てステンレススチール製(316L)で3気圧防水となっていることのほか、エリック・ジザールのロゴも記されている。そして11桁のシリアル番号もまたここには記されている。
文字盤
文字盤も至ってミニマル。水色の時分針と、6時位置の円。そのほかにNOWAの文字、「AUTOMATIC TIME ZONE」の表記の他はシンプルな線状のインデックスしかなく、時計としての可視性はとても高い。
白地の文字盤に白いインデックスではあるが、インデックスは立体的な形となっているので影ができるため時刻確認も容易だ。
実は12時の位置にはLEDがあり、スマート機能と関連して光るようになっている。このLEDの光も円状になっており、6時位置の青色の円と対応した形で統一感を生んでいる。
ストラップ
ストラップ幅は20mm。クイックリリース式となっている。バックル部にはNOWAの刻印がなされている。
裏面には「Éloge de l'élégance」(エレガンスの称賛)という言葉と共にエリック・ジザールのサインが刻印されている。また、もう一方の側には「CUIR VERITABLE」とフランス語で本革であるとの刻印もなされている。
スマート機能
スマートフォンとBluetoothで同期するには、まずスマートフォン側にアプリをインストールして開き、NOWA Shaperの竜頭ボタンを4秒以上押し込む。スマホ側のBluetoothをオンにするのも忘れずに。
Bluetoothで時計とスマホが接続すると、まず現在の時計の時分針の位置をアプリ側に入力するよう促される。それが終ればスマホに設定されているタイムゾーンまで自動的に時計の針が回り、正しい時刻に設定される。接続が終れば、スマホ側アプリでは時計のバッテリー残量や、時計の記録したユーザーのアクティビティー状況なども解るようになる。なお、アクティビティー情報などは、スマートフォンと接続していない状態でも1週間は時計に保存される。
時計の時刻はスマートフォンのタイムゾーンに合わせて自動的に変更されるほか、アプリ側で設定した任意のタイムゾーンに変更することもできる。
現在のところ各スマホOS用に提供されているアプリは機能するものの古いものであり、現在は新たなアプリのβテストが行われているところだ。今回私は両アプリを利用してみたが、新しいアプリの方がよりシンプルに洗練され使いやすくなっており、この意味ではよりNOWAの腕時計デザインともマッチするものとなっている。
10月23日現在のβアプリではタイムゾーンの自動変更、手動変更、毎日の歩数表示の他、時計竜頭のボタンを押すことでのカメラシャッター機能が有効となっている。今後はスリープトラッキングや、竜頭を押すことでスマホを鳴らす機能などの実装が見込まれている。
まとめ
200ドル台というかなり安価な価格のハイブリッドスマートウォッチながら、それを感じさせないスタイリッシュな薄さ、洗練されたフレンチデザイン。そして数あるスマート機能の中でも、旅行に便利な自動タイムゾーン設定機能をメインの売りにしていることはNOWA Watchの成功の秘訣と言えるだろう。
また手動でタイムゾーンを変更できるのも重要な点だ。もちろんアナログ時計だって手動で時間を変えることは可能だが、タイムゾーンの選択のみ手動で行い、スマートフォンが時刻合わせを行うことで正確な現地時間を知ることができる。自動タイムゾーン設定機能と合わせて、旅行者にとっては旅行先の現地時間を事前に腕につける事もできるし、国を離れた長距離恋愛をする人や、仕事上他国とのやりとりをしなければならない人、海外出張の多い人にも役立つ機能となっている。
もちろん、世界中の時刻に自動的に合わせられる安価な時計といえばCasioのWorld Timeシリーズがあるが、NOWA Shaperにはそこにはないオシャレさや機能性もある。それ以上の価格帯のワールドタイム機能を備えた時計も、NOWA Shaperの持つシンプルさやファッション性を併せ持つものは少ないし価格はNOWA Shaperより高額のものが多い。
生まれたばかりの時計ブランド、生まれたばかりのハイブリッドスマートウォッチなのでアプリの充実にはまだ少し時間が掛かりそうだが、現在βテスト中のアプリからすれば先は明るい。β版のアプリも今週また新たなバージョンが出る予定となっているほか、これが正式版としてアプリストアに登場するのも11月と予定されている。
なお前述したとおりこの時計は現在日本のクラウドファンディングサイト、Green Fundingで資金調達中。残り日数38日を残し、既に目標金額50万円を大きく超す88万円の出資が集まっている。今後のアプリのブラッシュアップに期待すると共に、同社の日本での活躍にも期待したい。
Source: NOWA Watch
(abcxyz)
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