Sponsored by Tern Team
海外旅行で一番お得で自分に適した通信プランを探すのは難しい。そこで登場するのが今回ご紹介する「Tern」。これは海外でのネット通信やプリペイドSIMを使用することにまつわる問題を全て解決してくれそうなデバイスなのだ。
海外プリペイドSIMで困ること
Credit: Creative Commons
海外旅行する先々でのインターネット通信は、日本から国際Wi-Fiルーターを借りていくよりも、現地でデータ通信SIMカードを買った方が断然お得だと言うことは皆さんご存じだろう。それでも、言語の不慣れな国において、SIMカードを販売する自動販売機や、上手く言葉の通じずこちらの要求を理解しているのかしていないのか判らないキオスクの店員から購入するのは難しい（私自身何度もそんな経験がある）。店員に勧められるがまま購入して次の店に行ったらより安価なものが販売されていたりといった悔しい思いをすることもしばしばある。それに、ものによってはわざわざ契約をしないといけなかったりもするので大変だ（日本語はもとより英語の説明のないものもあるし）。
もう一つ困るのは、PIECE＊なんてデバイスを持っているなら別として、SIMカードの入れ替えだ。複数SIMカードを入れることのできるスマートフォンを持っていたとしても、スマートフォンの電源を落として、バックパネルを開けて、風が吹けば飛んでしまうようなSIMカードを出し入れする…しかも勝手を知らない、観光客狙いのスリや置き引きが居るともしれない空港や駅などでこれをしないといけないというのはなんとも恐ろしいことだ。
さ・ら・に！間違ったサイズのSIMカードを買ってしまったり、肝心のSIMカードを入れずにサイズ確認のためにSIMカードアダプタだけを挿入口に入れてしまい永遠にSIMカードアダプタが抜けなくなってしまったり…（何度か経験あり…）
Tern
まずはBluetooth(4.0)を通じスマホなど対応デバイスのTern専用アプリで訪れる国を選択する。すると提供されているプランの一覧が表示される。簡単に比較が可能となっているので必要なプランに応じてそれを選択し、クレジットカードで決済をする（Kickstarterコメント欄によればカード情報は保存されないとのこと）。サポートデバイスはiPhone5からXまで、iPad、iPod（現行のiPod Touchのことだろう）、そしてAndroidは4.2以上のものが対応している。
そして購入したプランを旅行先に旅立つ前、もしくは旅行先に着いてからアクティベーションする。「旅立つ前にアクティベーションする」、という選択肢が記されているのは、プランの購入とアクティベーションを行うにはネット接続が必要であるた。飛行場や駅などでは無料のWiFiホットスポットがあるところが多いが、それが見つからない可能性があるのであれば確実にネット環境がある場所からアクティベーションを行うということだ。
アクティベーションを済ませると、Ternは購入したプランが使えるポケットWiFiとして機能するというわけだ。また、国によってはPIECEと同様にBluetooth経由でスマホをTernと接続詞、現地電話番号から音声通話やSMSなどの送受信をすることが可能となる。WiFiの親機となるわけなので、接続するデバイスはスマホだけでなくWindowsやMacなどのパソコン、Nintendo Switchだって繋げることができるし、その他WiFiに繋げる必要のある危機ならなんでもネットが使えるようになるわけだ。
Ternは現在のところ90カ国以上をカバーし、将来的には100カ国以上で使えるようになる見込みで、購入可能なプランもどんどん増えていくとしている。Ternのウェブサイトにはすでに対応国のプラン例が掲載されている。例えばフィンランドだと、現在のところSoneraとElisaという通信会社（どちらもメジャーなところだ）のプランが計3つ掲載されている。それぞれ通信GBの違いや有効日数が異なるので、これを見比べて自分の滞在や用途に最適なものを選ぶわけだ。日本では今のところSoftBankのものしか掲載されていないが、Kickstarterページにはauやdocomoのロゴも見られる。
通信速度は4Gが使えるほか、GSM, GPRS, EDGE, UMTS, HSDPA, WCDMA (Band-1), 2100 MHz + (Band-8) 900MHz, FDD-LTE Band 1/3/7, TDD-LTE Band 38/39/40/41に対応し、WiFiは2.4 Ghz B/G/Hとなっている。
82 x 58 x 11 mmのスリムな筐体に2000mAhのリチウムポリマー電池を内蔵し、バッテリーは10時間の連続使用が可能。バッテリー残量はTernのアプリから確認できる。バッテリーはmicro-USBポートを通じ充電できるようになっているので、多くのスマートフォンと同じケーブルで充電できて便利だ。
シンプルな筐体のシルエットはどこかしらPIECEにも通ずるところがある。筐体には3つのLEDがついており、そこでは接続状態が判るようになっている。
対応言語には嬉しいことに日本語も含まれるほか、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、ロシア語、ベトナム語、中国語、韓国語、トルコ語、オランダ語もある。
海外旅行好きな人も、海外在住で日本帰国時のデータ通信をどうしようか毎回悩むという私のような人にも便利そうなTern。先に述べた旅行先でのネット接続に関する悩みも全て解消してくれそうだ。
なおKickstarterで現在行われているTernプロジェクトは開始から僅か2時間で目標金額である200万円を達成しており、まだプロジェクト終了まで40日を残し目標の280％を超す600万円以上集めている。なお発送は来年の1月が予定されている。
＊PIECE：実はTERNプロジェクトを行うのは、Bluetoothで接続することでスマートフォンのSIMスロット増設デバイスとして、さらにはiPod Touchをスマホ化できるデバイスとして2015年にKickstarterプロジェクトを成功させた「PIECE」と同じところ。PIECEに関しては私自身出資しており所有している。Ternはある意味ではPIECEの進化版とも言える。
Image courtesy of Tern, unless stated otherwise
Source: Tern
(abcxyz)
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