今回は「TOFU Charger & TOFU Traveller」のサンプルレビューをお届けしよう。「豆腐」と名のついた可愛いこれらは、MOGICS「Donut/Bagel」などでも知られるAsa Linによるデザインの製品だ。今回は一般発送に先駆けてレビュー用に提供いただいたTOFU ChargerとTOFU Travelerのサンプルレビューだ。
『Apple公式よりも超小型なトラベルアダプタと非Appleでも使えるチャージャーが二丁の豆腐に！？「TOFU Charger & TOFU Traveller」』
TOFU Traveler
まずは「TOFU Traveler」から。これはApple純正アダプターの先端部分と互換性がある。純正のトラベルセットは日本/アメリカのA型アダプタ以外はアダプタを折り折りたたむことができない。そのせいで純正アダプターを持って海外に行こうとすると荷物が増えて邪魔になる。そんな各国のアダプタを、小さく折りたたみ可能にした上で、それらをコンパクトに小さな「豆腐」型にまとめた物が「TOFU Traveler」。
EU（C/E/F型）の物も畳むことができる。畳んだとき、開けきったときに心地よいクリック感がある。初代「MOGICS Adapter」と違って根元部分が円形では無い形状となっているため、どんな国でもへっちゃらだ（二代目MOGICS Adapterがこれをどう解決したのかはこちらの記事でどうぞ）。
UK（G型）アダプターの変形が楽しい。Mac純正アダプターを含め、通常ただのやっかいで巨大なお荷物にしかなり得ないUKアダプターがここまで小さくなっているのも凄いが（この点MOGICS Adapterも凄いけどね）、UKアダプターのピンを引き起こすと、それに連動して真ん中のアースピンに差し込む部分が途中まで起き上がるようになっているのがまた凄い。左右のピンはネジで留めてあり、それらも連動して起き上がるのだが、それに加えて同じ動きの中でアースピンプラグが起き上がる構造も凄いし、一連の動作がかなりしっかりしたクリック感とともに感じられるのが良い。
そしてもちろんこいつの最大の売りは、Apple純正アダプタのプラグを置き換えられること！
EUプラグが折りたためるこの感動！！
正直、最初に各アダプタをいじったり外したりした時には感動した。こんなにきれいに小さくまとめられていて、Appleアダプタと互換性もあるなんて凄い。中が赤い色になっているのも素晴らしいアクセントだ（ちなみにApple純正は薄灰色）。
TOFU Charger
そしてもうひとつはTOFU Charger。これは、TOFU Travelerのアダプタを付けて使うことのできるACアダプタ（100V-240V）と、USBポート（2.4A）が組み合わさったものだ。ACアダプタとして使用する際の差し込み口はユニバーサルアダプタとなっているので、手持ちの機器がどの国のものであっても（電圧さえ合っていればだが）使える仕使える仕組み。
内部にはNFB/ノー・フューズ・ブレーカーが採用されている。これにより、電流が流れすぎた場合には自動的に給電を停止し、数分の後に自動的にリセットし給電を再開する。
ユニバーサルな差し込み口は各タイプ専用の差し込み口よりも必然的に穴が大きくなるのだが、ちゃんと内部にゴミが入り込まないようにバネ式の蓋がある。ここにアダプタを差し込むと蓋が倒れ、抜くとバネで蓋が戻る仕組み。ただ、つや消しっぽいテクスチャーのユニバーサル差し込み口の雰囲気が、テカリのあるTOFU Chargerの他の部分やTOFU Travelerの雰囲気のなかにうまく溶け込めないで居る気がする。
TOFU Chargerには可愛らしいLEDライトのパーツがついてくる。これは各TOFUアダプタと同じ仕様になっている。TOFU Travelerのアダプタを使ってTOFU Chargerを使おうとするときに一つだけパーツが無い状態になってしまうのを防ぐことにもなっている。充電はmicroUSBで、LEDライトの発光部から充電するようになっているのが面白い。オンオフも発光部を押し込むことで切り替える。
このLEDライトには磁石も内蔵されているため、冷蔵庫などにひっつけたりすることも可能だ。
その他
こういう風に組み合わせるとなんだか動物みたいで可愛い（笑）。
TOFU ChargerとTOFU Traveler両方を収納できるケース。テクスチャーは新MOGICSのケースのものと同じのようだ。
まとめ
Apple純正ACアダプタを世界中で使えるようにするためのアダプタがこんなにコンパクトにまとまっているのも凄いし、それを利用したチャージャーも作ったことで、Apple製品を使っていない人でもブレーカー付きのAC充電/USBポートをコンパクトに世界中で使える。
ぱっと見の見た目もApple製品のような風合いもあるし、部品を取り外したときの赤色も美しい。そして何よりも個人的に好きなのはこのガチャガチャと可変させるときの触感と、その小さい体にぎっしり詰まった感覚だ。
ドーナツ＆ベーグルに豆腐と来て、Asa Linの次のデザインがどんな食べ物になるのかも今から楽しみだ。
(abcxyz)
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