音質は良くないが、最強のポータブル性を備えたイヤホンサイズのヘッドフォン「Ambie」



*もちろんこれはイヤフォンだが、ヘッドフォンのように耳の穴への不快さが無いことからタイトルではこう記している。

発売されてからずっと気になっていたAmbie、少し前に手に入れたので感想を。

これまで手に入れられなかったのは品薄だったことや、それによる値段の高騰。今ではそんなこともなく普通に購入できる。





色はこちらのグリーンの他に、ホワイト、オレンジ、ブラウン、ポップスカイ。またこれらの色の他にもBeams限定色のものもあるようだ。




・音質は決して良くない
外に音が漏れ外の音が聞こえたりもする「開放式」のヘッドフォンなんかほどの音質は無く、ある意味くぐもった感というか、。Ambieは音質を目指したデバイスでは無い。

・外の音はバッチリ聞こえる
Ambieのポイントはこれ、耳の穴を塞ぎ込まないために普通に身の回りの音が聞こえるため、近くにいる人と普通に会話が可能だ。

・音は漏れる
もちろん音は漏れる。だが音が漏れて困るような場所で使うデバイスでも無い。電車内で友達と試したところ、やはり電車内の雑音でも聴こえるくらい(オーディオブックを聴いてみました)の音量にすると、サシスセソなどの鋭い音が漏れるようであった。

・付け心地がいい
耳の形状によるところもあるだろうが、付け心地は個人的には気に入っている。耳の穴に入れるタイプは気持ち悪く感じるし、ヘッドフォンでも頭をヘッドバンドで締め付けるし、オンイヤーでもオーバーイヤーでも耳周辺が押しつけられる感じがしたりすることがある。Ambieはと言えば、「C」状になっている本体を外字に引っかけるというか、挟み込むというか、そんな感じで固定する。特に走って落ちたりすることも無い。(ただし、「C」の先端部分(写真の濃い緑色になっている部分)は引っ張れば外れるようになっており、締まったり出したりするような際に何かの拍子に引っかけてポロリしてしまうことも考えられる。それもあってかその部分は換えも1セット付属してきた。下写真参照)




Ambieから聞こえる音は、ある意味「室内で音楽が流れている感じ」。だから室内に音楽を流した状況で聞こえるはずの環境音は全く問題なく聞き取れる。しかし同時に音質は音が漏れるせいもあって良くはない

また、私と同様に「耳にものを入れるのは気持ち悪い」という理由から普段イヤホンではなくヘッドフォンを愛用している人にとっては、ヘッドホンの大きさは常に携帯時の問題となってきた訳だが、Ambieはこの点も解決してくれた。これはまさに携帯性の高いイヤホンサイズのヘッドフォンだ。例えば外で仕事をする際に私は業務上動画なども閲覧しないといけないことが希にあるのだが、ヘッドフォンは大きすぎて持って行けないとか、忘れたりした場合などにこれさえ持っていればある程度人の多い環境でも音を聞くことが出来る。




なお、私は使用したことはまだ無いが、マイクもついている。ボタンも一つついていて、これは通話ボタン・音楽の再生停止ボタンを兼ねている。

あまり周りに雑音がなく、なおかつ音が少々もれても構わない、けども何か周りからの音に反応しないといけない時などには便利なデバイス。散歩の時などには最適だろう。個人的には妻が居間でゲームをしている横でオーディオブックを聞いたりするのに使っている。

多少サイズを犠牲にしてもより良い音質が楽しみたいという人は、永遠の名器Koss Porta Proとか、Sony MDR-S40とかを購入されるといいだろう。





(abcxyz)

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