飛行場の荷物チェックで重量オーバーしたことがある人専用グッズ「Wandervest」

いやはや、凄いプロジェクトが出てきた物だ。これはKickstarterプロジェクト「Carry more, worry less」の「Wandervest」というベスト。ぱっと見ダサいフィッシングベストだし、ある意味その見た目通りなのだが、これは旅行時に荷物が多すぎる問題を助けてくれる、目の付け所が鋭いプロダクトなのだ。





見た目通りのダサいポケット付きのベスト。その見た目通りの、たくさんの物を詰め込める性能を持っている。だが、これはこれをファッションとして着用するための見た目を持っているわけではない。そこが凄いところ。

空の旅をする際に、空港の荷物チェックでは、例えば「スーツケース1個、23kgまで」といった制限が設けられている。飛行機が混んでる場合なんかはこの制限を少しでも超えるとアウト。追加料金を払うか、中の物を出して容量を減らさなければいけない。だが、そのどちらでもないもう一つの方法が昔から旅行者の間では知られている。それが「荷物を着込む」ことだ。スーツケースの中に入っている厚手の服なんかをその場で着用することで、それはもうスーツケース内の荷物でも、手荷物でもない、着用中の衣類となる。こうすることで、スーツケース内に入っていれば制限に引っかかる量の荷物を追加料金なしで運べるのだ。(ただし、航空会社によってこの手法が使えない場合(自分はこれまでそんなの聞いたことはないが)や、規制が変わったときには使えなくなる可能性があることも頭に入れておくといいかもしれない。)

この空港の荷物システムの抜け穴を利用したのがこのWandervestだ。ダサい見た目も荷物チェックを抜ける時と、飛行機に搭乗するとき(このときにも手荷物は一つまでと言われる可能性があるのだが、来ていれば手荷物ではない)。トートバッグに変形させることも可能なので、チェックのある要所でのみファッションセンスの恥を忍んで着用して、それ以外の時にはバッグにしてしまえばいいのだ。

荷物制限の特に厳しい格安航空会社で旅行する人、旅行するといつもお土産を買いすぎてしまう人や、長中期の海外滞在などで荷物がどうしても多くなってしまう人の他にもいいだろう。また、このメインの使用法以外にも、見た目など気にせずに沢山物を着て持ち運びたい人にもいいかもしれない。






(abcxyz)

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