バッグの楽しみの一つはものを入れること。ここにこれを入れて、それともこっちにあれを入れようか・・・バッグによって入れるものを変えたりするのも一つの楽しみだ。
先日、Satchel & Pageが送ってくれたプレ・プロダクション品のPort 13"をレビューした。レビューでは、マカーではないのにMacBook Airやそのアダプタを入れて、きちんと入るかどうか試してみたが、実際に自分が使う装備を入れて、外で仕事してみた。
レビューでは13インチのMacBook Airを入れて写真を撮っているが、実は私がメインで使っているラップトップは10.8インチのSurface 3。もちろんMacBook Airと比べれば13インチ用のラップトップ用に作られたPort 13"のラップトップポケットは大きすぎる感はある。だがSurface 3を入れてPortを持ち歩いても特段中でSurface 3が動き回る感じはしない。
Portには、分厚いものは入らないから、「如何にして必要なものを全て入れ込むか」を考えるには、入れ込むものの分厚さも関係してくる。なるべく薄い装備を選び入れるのが良いだろう。外側の取り外し可能なポケットには、分厚さがあるためと、Portをわざわざ開かなくてもスマホのバッテリーを充電できるようにcheeroのPowerPlus3を入れている。
付け替え可能なインサートが中心部分に来るため、どうしても真ん中が分厚くなってしまい、Portの脇の方は4辺ともスペースが空く感じ。空いた隅にGoPro Sessionに、Kickstarterで出資して入手したジンバルSmoovieを付けた状態のものを入れてみた。手前側の灰色の塊は、モンベルのレインウェア「バーサライトジャケット」。最近雨がよく降るし。
インサートには元々Kickstarterプロジェクトとして生まれたNotabagを入れた。これは、「薄いものしか入れることができない」というPortの欠点を補うために必要なもの。
Portに入れるには、内部にまんべんなくものを入れないといけない。そうしなくても入れることはできるし、閉めることもできるが、上の写真のようにでこぼこになってしまう。一時的にでこぼこであることは問題無いだろうが、革は柔軟性をもっているだけでなく、変形する/形を変えたままでいることができるという性質も持つ。このようなでこぼこの状態で注意しなければいけないのはそれだ。レザー製の鋏(ハサミ)ケースで、レザーがハサミの形ピッタリにカーブを描いたようなものを見たことはないだろうか?あれは、レザーに水を含ませて、型に押し当ててレザー生地を伸ばしたまま乾燥させたものだ。つまり、この上の写真のような状態で、雨なのでPortが水を含んでそのままの状態で乾燥すると、この不格好な形のままになってしまう。そうしないためにも内部に均等にものを入れることは大切だ。
内部のインサートが磁石でついていることは、内部にものを入れるときの選択の幅を広げている。アドオンでその他のインサートを購入せずに、インサートが一つしかない状態でも、インサートを入れないという選択肢がある他に、インサートを入れる際には向きを逆にして入れることも可能なのだ。
結局いろいろ試してみたものの、インサートがPortの中央に位置していることが起因して、Port中心部が膨らんでしまうことが避けられなかったので、インサートを抜くことにした。(これがPort 13"であることもその理由の一つだろう。より小さいサイズのPort 11"やPort Tabletであれば、中に入れるインサートの大きさが変わらないため、より全体的に膨らむはずだ。)
そんなこんなで、今のところは上の写真のような状態にしている。
・Microsoft Surface 3(メインのパソコン)
・Mogic Power Bagel(Asa Linによるデザインのコンセント延長ケーブル+USBポート+トラベルアダプタ)
・Rollgut(厚手のスケッチ用紙20枚とペン4本。厚手20枚で巻いた状態だとPortには太巻き過ぎるようなので、開いた状態で入れている)
・携帯ラジオ(パナソニックRF-NA17RA。スピーカーとイヤホンを内臓していて便利。おじいちゃんはこれによく似たソニーのやつを使っていた・・・)
・カロリーメイト(チョコレート味で2本入りのヤツ。カロリーメイトの良いところは、箱のおかげでナカミが潰れてボロボロになりにくいこと。ソイジョイなんかは災難だ。)
・のど飴(いつも帰国時に大量に買う大正製薬Vics梅味。今の季節のフィンランドは空気の乾燥もあってか喉がイガイガしやすい時期だ)
・iPod Nano 6th gen(実はPortにわざわざ入れるほどには使っていないが)
・イヤホン(妻のiPhoneについてきたやつ。外で仕事するときとかにSurface 3に刺す他には使っていない)
・Ultimate Survival社のStar Flash Signal Mirror(主に手鏡として使っているが)
・Fenix E05 R2(単4型乾電池一本で使える懐中電灯。手に入りやすい乾電池式の懐中電灯でこれよりも小さいものに私は出会ったことがない。頭を捻ってオンオフするタイプなのでプッシュスイッチ式と違って間違ってつくこともない。しばらく前までは腰に付けたバッグに常備していた。現在はより新しいE05 XP-E2というのもあるようだ)
・無印良品の救急絆/綿棒ケース(乗り物酔い止めや、痛み止め、救急絆を常備している。痛み止めは私は使ったためしがないが、友達が生理の時や頭痛がひどいときなどにあげたりする)
・扇子(まだ秋の初めで微妙に暑いときもある)
・Notabag
・ガイドするときに使う地図多数
・モンベルのレインウェア「バーサライトジャケット」(昨日も雨でお世話になった)
これに加えて外側の取り外し可能なポケットに
・Cheero PowerPlus3
・USB - USB-Cケーブル
を入れている。そうして閉めた状態がトップの写真である。中心部分が膨らみを帯びているが、記事中盤の写真のようにでこぼこした状態にはなっていないことがおわかりだろう。
なお、Satchel & PageによるPort seriesのKickstarterキャンペーンは前回の記事の後も順調にバッカーを増やし、現在では締め切りまで6日を残し目標金額の2300%以上の資金を集めている。
(abcxyz)
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