一度消滅した後に、月額ストレージサービスという助命装置に繋がれたまま生きながらえているNarrative。しかしNarrative Clip Loungeを見てもわかるように、公式からの発言はもうほとんど無く、そこに投稿されるもののなかにはユーザーによる「手持ちのNarrative Clip 2が死んだ」という声も少なくない。
ユーザー達はNarrativeの替わりになるものを探しているようであり、それは私も同じこと。まだ私のNarrative Clip 2は壊れてはいないものの、いつかその日が来るのは明白だ。私が目をつけたNarrative Clipの替わりになりそうなものをいくらか紹介しよう。ここで目につくのは、最近登場してきた類似するウェアラブル装置のアイデアの多くは、ただ写真を撮影し「ライフログ」するという機能がメインになってはおらず、「動画」を「ストリーミング」するという「ライフシェア」機能がメインとなっているということだ。
FOMOcamera
FOMOcamera、Kickstarterプロジェクト。缶バッチ状のウェアラブルな動画レコーダー。防滴。缶バッチ状なこともあり、その絵柄がカスタマイズできるということが売りの一つ。でも機能としては動画を撮影するというだけで、こちらはストリーミング機能も無ければタイムラプス機能も無い。ある意味製品コンセプトが迷走している系のものだが、機能が少ないこともあり、Kickstarter価格は比較的安価。プロジェクト元と連絡を取ってみたこともあるのでまた今度詳しく書くかも。
Shonin
Kickstarterプロジェクト「Shonin」、紹介動画からすると「証人」(そういえばIngressのイベントにもそんなものがあったな)。ある意味ウェアラブルなドライブレコーダー。有事に録画することを念頭にデザインされている。LTE内蔵のものもあり、撮影と同時にクラウドにアップロードする。Facebook Liveなどにストリームも可能。何か過激なことが起こる際に記録するデバイスとしては、これ単体に動画をアップロードする機能を備えていることは重要だろう。途中で盗まれたり壊されたりするかもしれないから。防水だという点も良いし、バッテリーパックがモジュール式なのも面白い。
Narrative Clipのようなタイムラプス機能はプロジェクト初期状態では含まれていないが、すでにアンロックされているストレッチゴールに「Time-Lapse Mode」があるので製品化されればこの機能もつくことになる。つまり、Narrative Clipのような使い方も可能になると言うこと。
ただ、これはクラウドファンディングプロジェクトであることに注意。つまり製品化は保証されていないということ。Narrative Clip Loungeのメンバーの中には「もうクラウドファンディングはごめんだ」という人々がいるのも興味深いことだ(Narrative 1/Memotoはクラウドファンディングプロジェクトだったが、Narrative Clip 2はただの予約販売だった)。
FrontRow
動画はFrontRowより。
「Reinventing the Camera」(カメラを再発明)という売り文句のFrontRow。しばらく前からプレオーダー状態だったのだが、現在は直接購入できるよう。こちらもFacebook/YouTube/Twitter Liveにストリーム動画配信可能なほか、タイムラプスも可能。
興味深いのはこれがAndroidベースのシステムであるということ。独自アプリのほか、サードパーティーアプリもいくらかインストール可能なよう。タッチスクリーン(そう、スクリーンがついているのだ)があるので撮影した/撮影中の映像も見ることができる。これはNarrativeではスマホとペアリングして可能だったような気がするが、本体単体で確認できるのはうれしい。
カメラは本体の前後両面についている。Narrativeの(タイムラプス機能以外の撮影機能の)使いづらさを思い返せば、FrontRowに物理ボタンがついており、撮影操作時にバイブするのも良い点だ。IPX3(防雨)であるのも良い点だ。非常に面白いデバイスではあるが、400ドルほどする価格は手が出しにくいところ。
今のところPaste Magazineにしかハンズオンレビューが無いのが気になるところではある。
ちょこちょこ開封/レビュー動画がでてきている:
動画はKoseyfaceより。
Qlippie
動画はDailyTekkより。
形状も機能もNarrativeに似ているが、ストリーミングも可能。Narrativeよりは大きめで分厚めのよう。動画撮影は2時間可能とのことだが、ちらっと調べた限りではタイムラプスのバッテリーの後はわからなかった。ハードボタンがついているがUSBポートは裸。139ドルから公式サイトで買えるようだ。
iON SnapCAM
動画はAmazon Gadgetより。
あと、古いしサポートももう終了されているが、安価で今でも買えるものとしてはiOn SnapCamの名も時折挙がる。これは普通にAmazonでも販売されているようだ。
新しいNarrative類似品は動画ストリーム機能がついているものが多く、その時点で当初のNarrativeの持つ「ライフログ」というものから、「ライフシェアリング」という別のコンセプトで作られていると言うことがわかる。FOMOに関してはコンセプトが中途半端すぎてわけがわからないが、FrontRowはライフログ機能も併せ持つ面白い進化形に見える。
*追記*Amazonでは初代Narrativeもまだ販売されている!プレミア価格になってしまっているのが残念だが(これならFrontRow買っても良いかも)、個人的にはもっと安ければ初代Narrativeもありだと思う。
(abcxyz)
ユーザー達はNarrativeの替わりになるものを探しているようであり、それは私も同じこと。まだ私のNarrative Clip 2は壊れてはいないものの、いつかその日が来るのは明白だ。私が目をつけたNarrative Clipの替わりになりそうなものをいくらか紹介しよう。ここで目につくのは、最近登場してきた類似するウェアラブル装置のアイデアの多くは、ただ写真を撮影し「ライフログ」するという機能がメインになってはおらず、「動画」を「ストリーミング」するという「ライフシェア」機能がメインとなっているということだ。
FOMOcamera
FOMOcamera、Kickstarterプロジェクト。缶バッチ状のウェアラブルな動画レコーダー。防滴。缶バッチ状なこともあり、その絵柄がカスタマイズできるということが売りの一つ。でも機能としては動画を撮影するというだけで、こちらはストリーミング機能も無ければタイムラプス機能も無い。ある意味製品コンセプトが迷走している系のものだが、機能が少ないこともあり、Kickstarter価格は比較的安価。プロジェクト元と連絡を取ってみたこともあるのでまた今度詳しく書くかも。
Shonin
Kickstarterプロジェクト「Shonin」、紹介動画からすると「証人」(そういえばIngressのイベントにもそんなものがあったな)。ある意味ウェアラブルなドライブレコーダー。有事に録画することを念頭にデザインされている。LTE内蔵のものもあり、撮影と同時にクラウドにアップロードする。Facebook Liveなどにストリームも可能。何か過激なことが起こる際に記録するデバイスとしては、これ単体に動画をアップロードする機能を備えていることは重要だろう。途中で盗まれたり壊されたりするかもしれないから。防水だという点も良いし、バッテリーパックがモジュール式なのも面白い。
Narrative Clipのようなタイムラプス機能はプロジェクト初期状態では含まれていないが、すでにアンロックされているストレッチゴールに「Time-Lapse Mode」があるので製品化されればこの機能もつくことになる。つまり、Narrative Clipのような使い方も可能になると言うこと。
ただ、これはクラウドファンディングプロジェクトであることに注意。つまり製品化は保証されていないということ。Narrative Clip Loungeのメンバーの中には「もうクラウドファンディングはごめんだ」という人々がいるのも興味深いことだ(Narrative 1/Memotoはクラウドファンディングプロジェクトだったが、Narrative Clip 2はただの予約販売だった)。
FrontRow
動画はFrontRowより。
「Reinventing the Camera」(カメラを再発明)という売り文句のFrontRow。しばらく前からプレオーダー状態だったのだが、現在は直接購入できるよう。こちらもFacebook/YouTube/Twitter Liveにストリーム動画配信可能なほか、タイムラプスも可能。
興味深いのはこれがAndroidベースのシステムであるということ。独自アプリのほか、サードパーティーアプリもいくらかインストール可能なよう。タッチスクリーン(そう、スクリーンがついているのだ)があるので撮影した/撮影中の映像も見ることができる。これはNarrativeではスマホとペアリングして可能だったような気がするが、本体単体で確認できるのはうれしい。
カメラは本体の前後両面についている。Narrativeの(タイムラプス機能以外の撮影機能の)使いづらさを思い返せば、FrontRowに物理ボタンがついており、撮影操作時にバイブするのも良い点だ。IPX3(防雨)であるのも良い点だ。非常に面白いデバイスではあるが、400ドルほどする価格は手が出しにくいところ。
ちょこちょこ開封/レビュー動画がでてきている:
動画はKoseyfaceより。
Qlippie
動画はDailyTekkより。
形状も機能もNarrativeに似ているが、ストリーミングも可能。Narrativeよりは大きめで分厚めのよう。動画撮影は2時間可能とのことだが、ちらっと調べた限りではタイムラプスのバッテリーの後はわからなかった。ハードボタンがついているがUSBポートは裸。139ドルから公式サイトで買えるようだ。
iON SnapCAM
動画はAmazon Gadgetより。
あと、古いしサポートももう終了されているが、安価で今でも買えるものとしてはiOn SnapCamの名も時折挙がる。これは普通にAmazonでも販売されているようだ。
新しいNarrative類似品は動画ストリーム機能がついているものが多く、その時点で当初のNarrativeの持つ「ライフログ」というものから、「ライフシェアリング」という別のコンセプトで作られていると言うことがわかる。FOMOに関してはコンセプトが中途半端すぎてわけがわからないが、FrontRowはライフログ機能も併せ持つ面白い進化形に見える。
*追記*Amazonでは初代Narrativeもまだ販売されている!プレミア価格になってしまっているのが残念だが(これならFrontRow買っても良いかも)、個人的にはもっと安ければ初代Narrativeもありだと思う。
(abcxyz)
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