ファーストインプレッションも動画も作ったAMPY MOVE。Kickstarterで支援して2つも手に入れてしまったのだが、一つは返品しようと思っている。
詳しくはKickstarterプロジェクトのコメントページでのバッカーたちのコメントを見ていただくといいだろう。短く言えば、AMPY MOVEは「プロジェクトページで宣伝されている製品とは程遠い」ものだということだ。
だがしかし、AMPYがそういったコメントに対して誠意を持って対応していれば出資者も気持ちよく過ごすことができたはずだ。残念ながらAMPYは返金には応じるものの、カスタマーサポートの質は悪く、AMPY側は製品にも宣伝方法にも問題があるとは考えていない。
公式ブログでも使用例として「ずっとバッグに入れてて、非常時に必要なだけ充電」するという使い方が紹介されているが、現実的に考えて「エクササイズ時に(重い)AMPY MOVEを装着して運動して、1か月くらいしたら使える程度に充電されているかもしれない(しされていないかもしれない)」という程度だ。
もしくは、DropKickerの投稿でAMPYの宣伝する「1時間の運動でスマホを5時間充電できる」というのがどれだけ不可能かが詳しく書かれているのを読むのもいいかもしれない。
モバイルバッテリーとしての容量と大きさ、重さを考えると持ち運ぶには不適切だし、よっぽどの緊急時にスマホを充電したい場合にはこれを振ってスマホのバッテリーを数分間延命するよりかはコンビニに行って乾電池で充電できるチャージャーでも買ったほうがいい。だがある意味でAMPY MOVEは製品としては「振って発電できるチャージャー」を作り届けたという意味では評価できる。
私はKickstarterだけに限っても32のSuccessfulなプロジェクト(進行中のプロジェクトも含めれば37)に出資してきた。そのほとんどがプロジェクトを宣言した内容通りにこなしているが、もちろんどのプロジェクトもそうしてくれるとは限らない。時には様々な事情で資金は調達できても実現に至らないプロジェクトもあるだろう。
そしてクラウドファンディングプロジェクトへ出資するうえで、これは商品の購入ではないことを忘れてはならない。小さなチームでは実現できないものを、その目標に対し共感できる人々が少額の資金援助をだして実現を手助けするものなのだ。
私が出資した32のプロジェクトのうち、成功しているにもかかわらずいまだ当初の期限をほぼ無視する形でリワードが届いていないのは2件。リワードが送られてくるのが遅れるなんてのはしょっちゅう経験しているが、どちらも何年も前のプロジェクト。一応いまだ進行中ということになっている2011年の昆虫ストップモーションプロジェクトSuper Naturaと、Tシャツだけ送られてきて1年間音沙汰がなかったが今年8月にアップデートで「いまだ製作中」とだけ言われ現在Change.orgで返金させるための署名を集めるキャンペーンがなされている2013年の温度差発電ガジェットEpiphany onE Puckだ。
なお、ギズモードジャパンの記事によればKickstarterプロジェクトが失敗する確率は9%だそうだ。
何はともあれ、私としてはこんなAMPY MOVEが大手を振ってCES 2016に出展しているのは解せない!
(abcxyz)
詳しくはKickstarterプロジェクトのコメントページでのバッカーたちのコメントを見ていただくといいだろう。短く言えば、AMPY MOVEは「プロジェクトページで宣伝されている製品とは程遠い」ものだということだ。
だがしかし、AMPYがそういったコメントに対して誠意を持って対応していれば出資者も気持ちよく過ごすことができたはずだ。残念ながらAMPYは返金には応じるものの、カスタマーサポートの質は悪く、AMPY側は製品にも宣伝方法にも問題があるとは考えていない。
公式ブログでも使用例として「ずっとバッグに入れてて、非常時に必要なだけ充電」するという使い方が紹介されているが、現実的に考えて「エクササイズ時に(重い)AMPY MOVEを装着して運動して、1か月くらいしたら使える程度に充電されているかもしれない(しされていないかもしれない)」という程度だ。
もしくは、DropKickerの投稿でAMPYの宣伝する「1時間の運動でスマホを5時間充電できる」というのがどれだけ不可能かが詳しく書かれているのを読むのもいいかもしれない。
モバイルバッテリーとしての容量と大きさ、重さを考えると持ち運ぶには不適切だし、よっぽどの緊急時にスマホを充電したい場合にはこれを振ってスマホのバッテリーを数分間延命するよりかはコンビニに行って乾電池で充電できるチャージャーでも買ったほうがいい。だがある意味でAMPY MOVEは製品としては「振って発電できるチャージャー」を作り届けたという意味では評価できる。
私はKickstarterだけに限っても32のSuccessfulなプロジェクト(進行中のプロジェクトも含めれば37)に出資してきた。そのほとんどがプロジェクトを宣言した内容通りにこなしているが、もちろんどのプロジェクトもそうしてくれるとは限らない。時には様々な事情で資金は調達できても実現に至らないプロジェクトもあるだろう。
そしてクラウドファンディングプロジェクトへ出資するうえで、これは商品の購入ではないことを忘れてはならない。小さなチームでは実現できないものを、その目標に対し共感できる人々が少額の資金援助をだして実現を手助けするものなのだ。
私が出資した32のプロジェクトのうち、成功しているにもかかわらずいまだ当初の期限をほぼ無視する形でリワードが届いていないのは2件。リワードが送られてくるのが遅れるなんてのはしょっちゅう経験しているが、どちらも何年も前のプロジェクト。一応いまだ進行中ということになっている2011年の昆虫ストップモーションプロジェクトSuper Naturaと、Tシャツだけ送られてきて1年間音沙汰がなかったが今年8月にアップデートで「いまだ製作中」とだけ言われ現在Change.orgで返金させるための署名を集めるキャンペーンがなされている2013年の温度差発電ガジェットEpiphany onE Puckだ。
なお、ギズモードジャパンの記事によればKickstarterプロジェクトが失敗する確率は9%だそうだ。
何はともあれ、私としてはこんなAMPY MOVEが大手を振ってCES 2016に出展しているのは解せない!
(abcxyz)
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