散々悩んだ挙句、結局どれを買ったかというと…こちら!
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「Sony MDR-S40」でした。
決め手は、PX 100-II(オープン型)の方がPX 200-II(密閉型)よりも好きな/良い音だったことから、似た形状のS40(オープン型)とS70AP(密閉型)でも似た傾向があるかも。と考えたことと、MDR-S70APやゼンハイザーPX 100-IIの半額(PX 200-IIの1/2.6の価格)で、Koss Porta Proよりも800円ほど安いその値段。
なぜか白の方が黒より安かったので、もちろん白を選択。
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1万4000円もするMDR-ZX750BNがこんな激ダサいパッケージなのに、こちらの3000円程度しかしないヘッドホンでこんなにしっかりとした美しいパッケージとなっている。このそこはかとなく漂う不公平感を放つのは販売戦略か、それともMDR-ZX750BNのデザインそのものに売れる要素を見いだせなかったからパッケージも手を抜いたのか、機能的にキワモノ(NC+Bluetooth)だから「買う奴は買うだろう」と手を抜いたのか。
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パッケージは最近良くありがちな、「開ける時にその構造に感動するけど、一度開けたら元通りに箱を閉じるのが難しい」パッケージ。
ヘッドバンド部は全てプラスチックパーツでできていることや製品の価格から、見た目も安っぽいだろう思っていた。だが意外にも、テクスチャのマット仕上げと、形状や折りたたみ機構の美しさからか、安物感は感じない。唯一安っぽく見えるのは、ウレタンフォーム製のイヤーパッド。長く持ってくれればいいが。そしてここがボロボロになった時にソニーがイヤーパッド部分だけ販売してくれるかどうかに、この会社のエコに対する姿勢が見えてくる。(たぶんイヤーパッド部分だけの販売はしていない。そもそも取り外し可能かどうかも怪しいけど。)
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ヘッドバンド部の素材は、頭頂部の灰色の部材は柔らかくなっている。白いパーツの部分の方が硬いのだが、それでもある程度の柔軟性が備わっており、アーチをもっと開いたりすることも可能。
バンドの長さ調整部分(回転構造部分よりも下側のパーツ)は、ヘッドバンド部と同色ではあるが違うプラスチック素材でできているのか、柔軟性はない。この部分は、折りたたむための一番短くした状態から一段階軽いクリック感を経て伸ばしていく。ある程度はスルスツと無断階で伸ばせ、途中からカチカチとクリック感がある調整部分に。折り畳み状態から伸ばす最初のクリックを入れずにカウントすると、片側11回クリック感があるので両側11段階、両側であわせて22段階調節か。
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ヘッドバンドを一番短くした状態。
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一番長くした状態。
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一番伸ばした状態だと、この小さな丸のテクスチャがあしらわれた部品が見えてくる。この丸のテクスチャは他の部品と似合ってないと思うが。
ヘッドバンドの側圧は、Koss Porta Proよりも強め。Porta Proではそのバンドの構造により頭頂部付近の髪の毛が巻き込まれて痛い思いをしたことが何度かあったが、それに関してはMSR-S40の構造では起きないようだ。
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MDR-ZX750BN付属のケーブルにも入っていた縦線は、このケーブルにも(セレーションコードと言うらしい)。これが断線を起こりにくくしていると嬉しいが。
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ハウジングからのケーブルの出方は、ハウジングの円周に多少沿わせるようになっている。ヘッドホンを装着した時に、ケーブルを体前方向に垂らすという前提で開発されたのだろう。人によっては後ろからケーブルを垂らす(背中側に垂らす)派の人もいるようだが。少なくともこの構造だと、ハウジングから垂直にケーブルが出ているもの(例えばKoss Porta Proとか)よりも、前からケーブルを垂らした場合には断線しにくいかもしれない。
写真ではわかりにくいが、左側のハウジング手前側には小さな突起がついていて、左側であることを教えてくれる。
ハウジングの可動は、カシャカシャ動くKoss PortaProと比べれば安定しているというか、カチャカチャ/ブラブラ感はない。もしかしたら縦方向の可動域は多少狭いかも。
1万4000円もするMDR-ZX750BNには何もついてこなかったのに…!
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別にいらないけど、なんだか豪華そうに見えるポーチもついてきた!
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必要ないのに、外のレイヤーと中のレイヤーが違う豪華仕様だ!
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こんな豪華すぎるポーチいらないから本体価格安くするとか、本体をもっと良くするとかしてくれたらいいのに。
もっといい/値の張る手持ちのヘッドホン、可哀想に変な使い方をされている変な色のヘッドホン、Sennheiser HD598と比較したら、情報量も、音のキレの良さも違った。だが、そもそも値段以前にドライバーの大きさが違うので比較してもしょうがないだろう。
残念ながら片耳側だけ断線した自分のKoss Porta Proはフィンランドにあるため聴き比べ不可能。だが、周囲の音も聞ける(オープン型)、小さめで折りたたみ可能な安価なオンイヤーヘッドホンという目的には合致している。それに音質に関しても低音もちゃんと聴こえるし、高音も悪くはない。これより多少音がいいからって(いいかどうかは知らないし、ゼンハイザーの似た機種のことを考えると良くない可能性もある)値段が倍のMDR-S70apを買おうとは思わないな。耳あて部分の合皮だってどうせ数年で駄目になるんだろうし。
価格、デザイン、大きさ、これらを総合的に見ればとても満足いく製品だ。
・折りたため
・デザインも悪くなく
・耳の中に突っ込まないタイプの
・オープン型で
・安い
といったモノを探している人におすすめできる。例えば
・散歩
・外出時に音を聴く必要があるけど、あまり大きなモノはもっていけない、そしてインイヤーは嫌だ
(でもこれで電話もしたいというなら、S40にはマイクがついていないので、ゼンハイザーの似たようなやつもしくはソニーのS70apを)
などの用途にいいのではないだろうか。
改めてスペックを書くと
・オープンエアダイナミック型
・イヤーパッド:ウレタンフォーム
・感度:101dB/mW
・マグネット:フェライト
・再生周波数帯域:12Hz-23,000Hz
・入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ
・質量:約85g
(abcxyz)
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「Sony MDR-S40」でした。
決め手は、PX 100-II(オープン型)の方がPX 200-II(密閉型)よりも好きな/良い音だったことから、似た形状のS40(オープン型)とS70AP(密閉型)でも似た傾向があるかも。と考えたことと、MDR-S70APやゼンハイザーPX 100-IIの半額(PX 200-IIの1/2.6の価格)で、Koss Porta Proよりも800円ほど安いその値段。
なぜか白の方が黒より安かったので、もちろん白を選択。
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1万4000円もするMDR-ZX750BNがこんな激ダサいパッケージなのに、こちらの3000円程度しかしないヘッドホンでこんなにしっかりとした美しいパッケージとなっている。このそこはかとなく漂う不公平感を放つのは販売戦略か、それともMDR-ZX750BNのデザインそのものに売れる要素を見いだせなかったからパッケージも手を抜いたのか、機能的にキワモノ(NC+Bluetooth)だから「買う奴は買うだろう」と手を抜いたのか。
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パッケージは最近良くありがちな、「開ける時にその構造に感動するけど、一度開けたら元通りに箱を閉じるのが難しい」パッケージ。
ヘッドバンド部は全てプラスチックパーツでできていることや製品の価格から、見た目も安っぽいだろう思っていた。だが意外にも、テクスチャのマット仕上げと、形状や折りたたみ機構の美しさからか、安物感は感じない。唯一安っぽく見えるのは、ウレタンフォーム製のイヤーパッド。長く持ってくれればいいが。そしてここがボロボロになった時にソニーがイヤーパッド部分だけ販売してくれるかどうかに、この会社のエコに対する姿勢が見えてくる。(たぶんイヤーパッド部分だけの販売はしていない。そもそも取り外し可能かどうかも怪しいけど。)
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ヘッドバンド部の素材は、頭頂部の灰色の部材は柔らかくなっている。白いパーツの部分の方が硬いのだが、それでもある程度の柔軟性が備わっており、アーチをもっと開いたりすることも可能。
バンドの長さ調整部分(回転構造部分よりも下側のパーツ)は、ヘッドバンド部と同色ではあるが違うプラスチック素材でできているのか、柔軟性はない。この部分は、折りたたむための一番短くした状態から一段階軽いクリック感を経て伸ばしていく。ある程度はスルスツと無断階で伸ばせ、途中からカチカチとクリック感がある調整部分に。折り畳み状態から伸ばす最初のクリックを入れずにカウントすると、片側11回クリック感があるので両側11段階、両側であわせて22段階調節か。
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ヘッドバンドを一番短くした状態。
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一番長くした状態。
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一番伸ばした状態だと、この小さな丸のテクスチャがあしらわれた部品が見えてくる。この丸のテクスチャは他の部品と似合ってないと思うが。
ヘッドバンドの側圧は、Koss Porta Proよりも強め。Porta Proではそのバンドの構造により頭頂部付近の髪の毛が巻き込まれて痛い思いをしたことが何度かあったが、それに関してはMSR-S40の構造では起きないようだ。
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ハウジングからのケーブルの出方は、ハウジングの円周に多少沿わせるようになっている。ヘッドホンを装着した時に、ケーブルを体前方向に垂らすという前提で開発されたのだろう。人によっては後ろからケーブルを垂らす(背中側に垂らす)派の人もいるようだが。少なくともこの構造だと、ハウジングから垂直にケーブルが出ているもの(例えばKoss Porta Proとか)よりも、前からケーブルを垂らした場合には断線しにくいかもしれない。
写真ではわかりにくいが、左側のハウジング手前側には小さな突起がついていて、左側であることを教えてくれる。
ハウジングの可動は、カシャカシャ動くKoss PortaProと比べれば安定しているというか、カチャカチャ/ブラブラ感はない。もしかしたら縦方向の可動域は多少狭いかも。
1万4000円もするMDR-ZX750BNには何もついてこなかったのに…!
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こんな豪華すぎるポーチいらないから本体価格安くするとか、本体をもっと良くするとかしてくれたらいいのに。
もっといい/値の張る手持ちのヘッドホン、可哀想に変な使い方をされている変な色のヘッドホン、Sennheiser HD598と比較したら、情報量も、音のキレの良さも違った。だが、そもそも値段以前にドライバーの大きさが違うので比較してもしょうがないだろう。
残念ながら片耳側だけ断線した自分のKoss Porta Proはフィンランドにあるため聴き比べ不可能。だが、周囲の音も聞ける(オープン型)、小さめで折りたたみ可能な安価なオンイヤーヘッドホンという目的には合致している。それに音質に関しても低音もちゃんと聴こえるし、高音も悪くはない。これより多少音がいいからって(いいかどうかは知らないし、ゼンハイザーの似た機種のことを考えると良くない可能性もある)値段が倍のMDR-S70apを買おうとは思わないな。耳あて部分の合皮だってどうせ数年で駄目になるんだろうし。
価格、デザイン、大きさ、これらを総合的に見ればとても満足いく製品だ。
・折りたため
・デザインも悪くなく
・耳の中に突っ込まないタイプの
・オープン型で
・安い
といったモノを探している人におすすめできる。例えば
・散歩
・外出時に音を聴く必要があるけど、あまり大きなモノはもっていけない、そしてインイヤーは嫌だ
(でもこれで電話もしたいというなら、S40にはマイクがついていないので、ゼンハイザーの似たようなやつもしくはソニーのS70apを)
などの用途にいいのではないだろうか。
改めてスペックを書くと
・オープンエアダイナミック型
・イヤーパッド:ウレタンフォーム
・感度:101dB/mW
・マグネット:フェライト
・再生周波数帯域:12Hz-23,000Hz
・入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ
・質量:約85g
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