気になるKickstarterプロジェクト:使わなくなったスマホを使って家を「スマート」にするデバイスRico。

1年にも満たないサイクルでたくさんの新たなスマートフォンが登場する現代。Kickstarterプロジェクトの「Rico」は、古いがまだ使える、押入れに眠っているスマホを活用するためのデバイスだそうだ。Kickstarterスタッフがセレクトしたプロジェクト「Staff Pick」にも選ばれているこのプロジェクトをちょっと見てみよう。





このデバイスの面白いところは、Ricoはそれ自体=スマホなしの状態でも使用できるということ。Rico本体は、中に古いスマホを入れ込めるセンサーの塊といった感じで、単体ではこんな機能を持っている:

・モーション感知
・気温計
・CO(一酸化炭素)計
・煙検知
・スマートソケット(スマートコンセント)コントロール機能
・湿度計

これに、使用しなくなったスマホの、例えば:

・HDカメラ
・マイク
・スピーカー
・3G接続機能
・Wifi
・パワフルなプロセッサー

などの機能を組み合わせることにより、家を「スマート」化。現在使用しているスマホにRicoのアプリを入れることにより、おうちのRico+古いスマホを家の中を写すライブカメラ/センサー/電子機器コントローラーとして、今使っているスマホからコントロールできるようになる。

今ならまだ119ドル(+米国国外発送には30ドルの送料)で「Kickstarterグリーン」のスペシャル版に資金提供できる。それを逃した場合は、139ドル(+40ドル送料)でRicoとスマートソケットに資金提供できる。

ただし、対応している「古いスマホ」はiOS 6以上の動くiPhoneもしくはAndroid 2.2以上が動くAndroidデバイスで、スクリーンサイズが5.7インチ以下のもの(Note 3とiPhone 6 plusは大丈夫だそう)、なおかつ、3.5mmオーディオジャック付きのものだそうだ。また、(プロジェクトが成功したとして)予定スケジュールでは、実際にRicoが手元に届くのは2015年の11月と、1年以上先なことにも注意。

変なマスコットキャラクターみたいなデザインは好き嫌いが別れるところかも知れないが、ありふれて、有り余ってしまったスマホを活用するというコンセプトは面白い。

現在締め切りまで23日を残し、目標金額の10万ドル(約1093万円)の28%である約2万9000ドル(約317万円)が集まっている。


(abcxyz)

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