雨の日に、友達と傘を共有するのはよくあること。それを見ず知らずの人と行いやすいようにしようというのがこの「Umbrella Here - Light up your umbrella for sharing」プロジェクト。傘の先のところにLEDやBluetooth 4.0(BLE)を内蔵した物体Umbrella Hereを取り付け、それをスマホと同期させたりして使う。香港ベースのプロジェクトだ。
傘の先に付いたUmbrella Here自体を、スマホアプリを通じて光らせることで、「相傘OK」であることを示し、それを見かけた傘を持っていない人は、Umbrella Hereの光る傘の下に入ることができるというわけ。
他にもこんな機能がある:
・Umbrella HereのSNSでは、何人の人と傘を共有したかとか、サイトで傘シェアをされた時と場所を指定したらその人と連絡できるという機能(ちょっとストーカーとか出てこないか気になるけど)。
・Umbrella Here内蔵のLEDの色はスマホで変えることが可能で、気分によって替えたり傘の色とマッチさせたりできる。
・傘を忘れて移動したらスマホに「傘を忘れてるよ」と通知が届く。
・家の中にこの「Umbrella Here」を置いておいても、ただの光るドーナッツ型の置物となるわけではなく、天気ガジェットとして活用できる。外が暑ければ赤く、寒ければ青くなり、雨の時には点滅して傘を忘れないようにと知らせてくれる。
・雨が降ってるかどうかの情報はUmbrella Hereのサイトやモバイルアプリでも提供される。
Umbrella Hereは様々な傘に取り付け可能なようにデザインされているようだ。バッテリーは5時間持ち、当然ながら防水。充電はUSBケーブルでするということ。重さも気になるところだが、記載されていないようだ。
木製のUmbrella Hereスタンドもあるのだが、どうせなら非接触/無接点充電とかにしたらオシャレだったのに。
28ドルでUmbrella Hereが、45ドルでUmbrella Hereとオリジナル傘(長さ?27インチ=68.58cm、重さ不明)が、手に入るかもしれない。加えて送料が(香港のプロジェクトなのに?)米国外だと10ドル必要となっている。38日を残し、現時点で目標金額1万5000ドルの5%である770ドルを集めている。相傘をソーシャルにするという、面白い試み。今後どうなるか注目していたい。
なお、「傘を持たずに濡れるよりは、傘を持ちたいが、どうせならとても軽い物がいい」という方は当ブログの人気記事『日本の折り畳み傘ブランドの一番軽いのを買ってみた。同社の他の2種と比較。』をどうぞ。
(abcxyz)
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