犯罪にインスパイアされた地域活性化運動『キャッシュモブ』

「フラッシュモブ」という犯罪にインスパイアされた地域活性化活動。「フラッシュモブ」は不特定多数で店を訪れ盗みを働く犯罪。

『キャッシュモブ』では、不特定多数の人がネットで「襲撃する」店を決めて集まり、一人最低20ドルの買い物をする。それまで人気のなかった店が一瞬で人まみれになる。

先月24日は「全米キャッシュモブデー」だったそうだ。オンラインでなく地元で買い物することで地域活性化につながるのでは、とのことだ。「襲撃」された店主は「クリスマスみたいな賑わいだ」「次は襲撃者として他の店に回るよ」などと語っていた。

番組で『キャッシュモブ』されていたのは本屋とアイスクリーム屋。アイスクリーム屋など、ナマモノを扱う店などは特にこういうことを単発で予告なしに行われたら困るだけではないだろうか。また、そうなればその効果はあくまでも一時的な売り上げのブーストでしかない。

だが、これを機会に地元の店の良さをわかってくれる参加者が、「襲撃」後も定期的に店を訪れるならそれは成功といえよう。加えて、「お金を使う」という目的を持って店に入店することで、普段から気になってはいても必要性がなく購入してこなかったものなどを思い切って買うことができて面白いかもしれない。

via TBSニュースバード 2012/04/05

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